リヴァプールが4年ぶりにリーグ杯決勝進出…PK戦の末にストーク下す

リヴァプール

キャピタル・ワン・カップ決勝進出を果たしたリヴァプール [写真]=Getty Images

 キャピタル・ワン・カップ(イングランド・リーグカップ)準決勝セカンドレグが26日に行われ、リヴァプールとストークが対戦した。

 リヴァプールは5日に行われた敵地での第1戦で1-0の勝利を収め、2012年以来4年ぶりの決勝進出に王手をかけた。23日に行われたプレミアリーグでもノリッジとの乱打戦を5-4で制し、調子は徐々に高まっている。一方、ストークは逆転で1972年以来44年ぶり2度目の優勝を狙う。

 試合は序盤からストークが押し気味に進めると、22分に決定機を作る。自陣左サイドのエリック・ピーテルスが前線にロングボールを入れると、最終ラインの裏に抜けだしたジョナサン・ウォルタースがエリア内左からシュート。しかし、ボールはわずかに枠の右に外れ、得点には至らなかった。

 一方、リヴァプールは34分に左サイドのエムレ・ジャンがエリア手前のロベルト・フィルミーノへパス。フィルミーノがこれを落とすと、ジャンがダイレクトで右足ミドルシュートを放ったが、ここはわずかに枠の右上に外れてしまった。

 均衡が崩れたのは前半アディショナルタイム1分。ストークがハーフウェイライン付近でボールを奪うと、ボージャン・クルキッチが中央のウォルタースへパス。ウォルタースがワンタッチでボージャンへ戻すと、そのまま右サイドを突破する。ボージャンがエリア内右から中央へ折り返すと、ゴール前のマルコ・アルナウトヴィッチが押し込み、先制に成功。ストークが2試合合計スコアで1-1の同点に追いついた。このまま1-0でストークがリードして前半を終えた。

 後半立ち上がりはリヴァプールが攻める。48分、右CKを獲得すると、一度クリアされたボールをジョーダン・ヘンダーソン拾い、エリア右横のフィルミーノが右足シュート。しかし、ここは右ポストに弾かれて同点ゴールを奪えない。77分には左サイドからクロスが入ると、ゴール前の混戦からジョン・フラナガンがカットインして左足シュート。しかし、相手DFに阻まれゴールが決まらない。このまま1-0でストークがこの試合をものにし、2試合合計スコアは1-1。決着は延長戦に持ち込まれた。

 延長開始早々の91分、リヴァプールが先にシュートまで持ち込む。クリスティアン・ベンテケがゴール前でボールを受け、走りこんだフィルミーノへパス。フィルミーノが右足トーキックで狙ったが、ボールはGKジャック・バトランドの正面に飛んでしまった。同点のまま迎えた延長120分、ストークが最後に決定機を作る。前線にロングボールが入ると、ピーター・クラウチが頭で落とす。これをエリア内で受けた途中出場のマルコ・ファン・ヒンケルが右足シュートを狙ったが、GKシモン・ミニョレが左足でストップ。ストークは大チャンスを逃してしまった。結局スコアは動かず、試合はPK戦に突入した。

 決勝進出をかけたPK戦は、先攻のストーク、後攻のリヴァプールが1人ずつを決めて2人目を迎えた。ストークはクラウチのシュートがGKミニョレに止められたが、リヴァプールもジャンが左ポストに当ててしまい失敗。その後、互いに4人連続で成功させると、ストークの7人目マルク・ムニエサがミニョレのセーブにあってしまう。最後はリヴァプールのジョー・アレンがしっかりと成功させ、PK戦を6-5で制したリヴァプールが4年ぶりの決勝進出を決めた。

 勝ち上がったリヴァプールは2月28日に行われる決勝で、エヴァートン対マンチェスター・Cの勝者と対戦する。

【スコア】
リヴァプール 0-1(2試合合計スコア1-1) ストーク
※ PK戦の末に6-5でリヴァプールが決勝進出

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