GKクルトワ離脱のチェルシー、宿敵マンUのV・バルデス獲得を検討?

V・バルデス

マンチェスター・Uに所属するV・バルデス [写真]=Getty Images

 チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、マンチェスター・Uに所属する元スペイン代表GKビクトル・バルデスを獲得候補に挙げていると、イギリス紙『デイリーメール』が24日に報じた。

 チェルシーは、昨シーズンのプレミアリーグで32試合に出場し、優勝に貢献したベルギー代表GKティボー・クルトワが、10日に右ひざ半月板の手術を受けたため、長期離脱を強いられている。モウリーニョ監督は、「クルトワは練習中にけがをした。具体的な部分はさておき、手術が必要となるため長期離脱になるだろう。どれだけの期間になるかは分からないが、すぐに復帰というわけにはならない」と明かしていた。

 現在、今夏新加入のボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表GKアスミル・ベゴヴィッチが、トップチームで唯一の経験あるGKとなっている。そのため、モウリーニョ監督は、ベコヴィッチが負傷をした場合を懸念し、緊急時の対策を進めているという。

 同紙よると、モウリーニョ監督は、最悪の場合に備えてGK候補のリストを作成。そこには、宿敵のマンチェスター・Uで構想外となっているV・バルデスの名前も挙がっている模様。

 だが同紙は、マンチェスター・Uを率いるルイ・ファン・ハール監督が、ライバルであるトップ4のクラブにV・バルデスを放出する可能性は低いと見込んでいる。そのため、インテルの元アルゼンチン代表GKフアン・パブロ・カリーソ、アトレティコ・マドリードのスペイン人GKミゲル・アンヘル・モヤ、ポルトの元ブラジル代表GKエウトンも、所属クラブで出場機会を失っているため、モウリーニョ監督のリストに載っているという。

 さらに、チェルシーは、プレミアリーグに緊急事態として移籍市場終了後のレンタル移籍を許可するよう要求する模様。その場合、同クラブはGKが不足していることを示さなければならない。

 現状では、ベコビッチの代役を務めるのは、21歳のイングランド人GKジャマル・ブラックマンとなる。しかし、ブラックマンは、トップレベルでの経験が少なく、昨シーズンにレンタル移籍で加入したミドルスブラ(2部リーグ)でキャピタル・ワン・カップ1試合に出場しただけである。

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