指揮官の解任が囁かれるリヴァプール、アンチェロッティ氏に接触か

ブレンダン・ロジャーズ監督(左)とカルロ・アンチェロッティ監督(右) [写真]=Getty Images

 リヴァプールは23日、キャピタル・ワン・カップ3回戦でフットボールリーグ2(4部)のカーライル・ユナイテッドとホームで対戦しPK戦の末勝ち抜きを決めた。しかし、指揮官のブレンダン・ロジャーズ監督に対する懐疑的な声は高まっており、クラブのオーナーであるフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)がカルロ・アンチェロッティ氏に監督の座を打診したという。同日のイギリス紙『デイリーメール』が報じた。

 ロジャーズ監督はクラブ幹部の後押しを受けていると言われているが、プレミアリーグでは開幕から低調なパフォーマンスに終始しており、さらにカップ戦で格下相手に苦戦を強いられたことで状況は変わってきている模様。

 同紙によるとFSGは、8月29日にホームでウェストハムに0-3と敗れ、さらにマンチェスター・Uに1-3と敗戦を喫したため、後任監督について考慮し始めたという。

 接触が伝えられるアンチェロッティ氏は昨シーズン終了後にレアル・マドリードの指揮官を解任され、今シーズン休養を取った後で監督の職に戻るか決定すると語っている。また、かつてチェルシーの監督を務めた経験から、レアル・マドリード退団後に再びロンドンで指揮を取りたいと話していたと伝えられたこともあった。

 現在56歳のアンチェロッティ氏はミランで2004年にセリエAを制覇し、2003年と2007年にチャンピオンズリーグ優勝を果たした。その後、チェルシーを率いて2010年にプレミアリーグとFAカップの2冠を達成。2013年にはリーグ・アンのパリ・サンジェルマンでリーグ制覇。そして、2014年にレアル・マドリードを10度目のチャンピオンズリーグ優勝に導いていた。

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