アーセナルは、23日に行われたキャピタル・ワン・カップ3回戦で、トッテナムと対戦し2-1で勝利を収めた。試合後、“ノースロンドン・ダービー”を制し、有頂天になったアーセナルのサポーターが、トッテナムのホームスタジアムに掲げてあった看板をもぎ取るという破壊行為に及んだ。イギリス紙『デイリーメール』が同日に報じている。
トッテナムの本拠地であるであるホワイト・ハート・レーンで行われた試合は、26分にマチュー・フラミニのゴールでアーセナルが先制する。56分にカラム・チェンバースがオウンゴールをトッテナムに献上してしまい同点となるが、78分にまたもフラミニが得点を挙げリードを獲得。それが決勝点となりアーセナルが2-1でダービー戦を制した。
同紙によると、この勝利で興奮した一部のアーセナルサポーターが試合後、2階席の前に掲げてあった看板を破壊。そして、もぎ取った看板を1階席に投げ捨てている。その後もサポーターたちの興奮は収まらず、警察が2階席に駆けつけて沈静化する事態にも発展。この件に関しては、イングランドサッカー協会(FA)が調査に乗り出す可能性があるという。
また、試合終了後、スタジアムの外でも両チームのサポーターが衝突したとの報告もされている。サポーターの騒動を未然に防ぐことができなかったことで、アーセナル、場合によってはトッテナムに処分が下される可能性が浮上。FAの規律委員会が事件を調査する予定だという。
アーセナルのスポークスマンは「一部のサポーターが騒動を起こしたことを懸念しています。トッテナムとFAと協力して調査を進めます」と語っている。