マンU入り目前でチェルシー加入…ペドロが新天地選びの理由明かす

ペドロ

今夏チェルシーへ加入したペドロ [写真]=Getty Images

 今夏バルセロナからチェルシーへ加入したスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、3日付のスペイン紙『マルカ』のインタビューに応え、新天地を決めた理由について語っている。

 直前までマンチェスター・Uへ移籍間近だと報じられていたペドロ。かつてバルセロナやスペイン代表でともに戦い、現在はマンチェスター・Uでルイ・ファン・ハール監督から戦力外とされている元スペイン代表GKビクトル・バルデスについて、「チームメートがあのような扱いを受けているのを見るのが嫌だったというのは、本当のことだ。特にビクトルは長年の友だちだし、プロとしても最高の選手。ビクトルが受けている扱いは公平じゃないと思う」と、考えを口にした。

 一方で、「でも、それが僕の決定に影響を及ぼしたわけではない。僕を獲得するために、マンチェスター・Uはなかなか次のステップに進まなかったんだ。僕はシーズン開幕からチームに参加したいと思っていた。チェルシーは素早く決定を下した。僕はいい選択をしたと確信している」と、交渉の長期化こそがマンチェスター・Uを選ばなかった理由であることを明かしている。

 11年間在籍したバルセロナから退団するにあたり、同クラブに所属するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタも大きく影響を及ぼしたという。ペドロは、「イニエスタともたくさん話をした。彼は僕をサポートしてくれたんだ。僕がこの状況に満足していないから移籍できるように全力を尽くすべきだと、クラブを説得する手助けをしてくれた。最高のキャプテンであり、ベストフレンドとして行動してくれた。ものすごく感動したよ」と、振り返った。

 また、かつてレアル・マドリードを率いてバルセロナと熱戦を繰り広げ、現在はチェルシーの指揮官を務めるジョゼ・モウリーニョ監督に関しては、「家族の一員のように扱ってくれる。選手に対して尊敬の念を示してくれる。契約を締結する前に彼とは非常に重要な話をした。その話の中で、僕がチームに何をもたらして欲しいかということを強調していた。その話は気に入ったし、決心がついた」と、コメント。最終的な決め手となったのは、かつてのライバルだったようだ。

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