サンチェスの獲得を諦めていたヴェンゲル監督「大きなサプライズ」

サンチェス

16日のクリスタルパレス戦に出場したサンチェス [写真]=Arsenal FC via Getty Images

 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は昨夏バルセロナから獲得したチリ代表FWアレクシス・サンチェスが、アーセナルではなくリヴァプールに移籍すると思っていたようだ。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 指揮官は、「ルイス・スアレスが(リヴァプールから)バルセロナへ行った時、それは明白な取引だと思っていた。一人の選手が出ていき、別の選手がやってくるとね。だから期待はしていなかった」と、スアレスを放出したリヴァプールがバルセロナからA・サンチェスを獲得するものだと思っていたという。

 実際にリヴァプールは同選手の獲得を目指していたようだが、結局アーセナルへの移籍が決定。ヴェンゲル監督も「大きなサプライズだった」と述べている。

 アーセナルに加入したA・サンチェスは昨シーズン、プレミアリーグ初挑戦ながらすぐにチームの中心になるとリーグ戦35試合に出場し16ゴールを記録する活躍を見せた。同監督は「サンチェスは最初の数メートルで爆発的な速さを持っている。彼が前線でプレーすれば相手は混乱に陥ることになるね。フィニッシュの部分で改善の余地はあるが、ここに来た頃よりさらに素晴らしい選手になった」と、同選手を称賛している。

 なお同メディアによると、今夏の移籍市場でライバルチームが多額の資金を使い補強を進める中、ヴェンゲル監督は現在のチームへの満足感を主張しているようだ。

 アーセナルは24日にリーグ戦第3節でリヴァプールと対戦する。

モバイルバージョンを終了