開幕戦で敗れたアーセナル [写真]=Getty Images
2015-16シーズンのプレミアリーグ開幕戦が9日に行われ、アーセナルとウェストハムが対戦した。
昨シーズン3位のアーセナルは、2日に行われたコミュニティー・シールドでチェルシーを下し、リーグ開幕にむけて弾みをつけていた。一方のウェストハムはヨーロッパリーグ(EL)の予選3回戦でMF瀬戸貴幸が所属するアストラに敗れ、シーズンスタートからつまずいてしまった。
最初にチャンスを作ったのはアーセナル。28分にアレックス・オックスレイド・チェンバレンが自陣右サイドからドリブル突破を仕掛け、ペナルティエリア右まで持ち込んでクロスを供給。ファーサイドのサンティ・カソルラが左足で合わせたが、ボールは枠の上に外れてしまった。
続く31分、相手ゴール前でクリアボールを拾ったアーロン・ラムジーが右足でボレーシュートを放ったが、相手DFに当たったボールはGKアドリアンのセーブに阻まれてしまった。
すると43分、ウェストハムがワンチャンスをものにする。中盤でFKを獲得すると、クロスボールをGKペトル・チェフが触りきれず、シェイク・クヤテがヘディングで合わせて先制点を奪った。アーセナルが攻め込みながらも1点のリードを許して前半終了を迎えた。
後半に入ってもアーセナルのペースは続く。56分、右サイドから攻撃を仕掛けると、グラウンダーの折り返しをニアサイドのオリヴィエ・ジルーがワントラップからシュートまで持ち込んだが、ボールはGKアドリアンにキャッチされてしまう。
直後の57分、アーセナルは最終ライン付近でチェンバレンがボールを奪われると、マウロ・サラテにミドルシュートを叩きこまれ、リードを2点に広げられた。
結局アーセナルは追いつくことができず、0-2で開幕戦を落とした。一方、ウェストハムは2007年4月以来、約8年ぶりにアーセナル相手に勝利を収めた。