アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督が、レアル・マドリードに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマを獲得するために、クラブ史上最高額となる移籍金と週給を支払うことを許可されたという。イギリス紙『デイリーメール』が8日に報じた。
ヴェンゲル監督にとっては、ジグソーパズルの最後の1ピーズがベンゼマなのである。ベンゼマを獲得できれば、優勝争いに絡んでいけると確信している。
現在はドイツ代表MFメスト・エジルがアーセナル最高額の週給15万ポンド(約2800万円)を得ているが、その額を超える週給をベンゼマに出すという。また、2013年にエジルを獲得した時のクラブ史上最高額4250万ポンド(約81億円)を超える移籍金を投じることにしたようだ。
しかし、レアル・マドリードはベンゼマ売却に断固として反対している。アーセナルとしては、レアル・マドリードがベンゼマを手放してもよいと思わせるものを出す必要がある。したがって、高額な移籍金を提示することで、レアル・マドリードを交渉の席につかせたいと願っているのだろう。
今夏の初めにアーセナルが出したオファーを、レアル・マドリードが拒否したという経緯がある。しかし、ヴェンゲル監督はレアル・マドリードを説得できれば、ベンゼマはアーセナルに加入すると確信している。
レアル・マドリードとしては、ベンゼマを放出するのであれば彼と同等の実力の持ち主を獲得したいところ。以前からマンチェスター・Cに所属するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの名前が挙がっているが、現時点でマンチェスター・Cがエースを売却することはない。