チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、同クラブのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏との確執はもう存在しないと明かした。イギリスメディア『スカイスポーツ』や同国紙『ガーディアン』など複数メディアが4日付で伝えている。
2004年にチェルシーの指揮官に就任すると、さっそくプレミアリーグ連覇を果たしたモウリーニョ監督。しかし、当時はオーナーのアブラモヴィッチ氏との確執が絶えず、2007年には事実上の解任処分となっていた。
2013年に再びチェルシーの指揮官に就任したモウリーニョ監督は、就任2年目にしてプレミアリーグとキャピタル・ワン・カップの2冠を達成している。
同監督は、「私の一期目では、アブラモヴィッチ氏と個人としては良い関係は築けていたものの、プロフェッショナルとしては幾つかの点で対立しており、彼からの干渉があった」と、以前は確執があったと明かした。
続けて、「現在、我々の間には何の確執も存在しない。(2013年に)レアル・マドリードを離れてここに来たとき、アブラモヴィッチ氏は私にタイトル獲得を要求した。最初のシーズンで我々はタイトル獲得間近までいった。昨シーズンはリーグ優勝することができたし、今シーズンもそれを成し遂げることができる位置にいる」と、意気込みを語っている。
チェルシーは、8日に行われるスウォンジー戦で、2015-16シーズンのプレミアリーグ開幕を迎える。