リヴァプール、アジアツアーの観客減少…ジェラードらの退団が原因か

ジェラード

今夏リヴァプールを退団したジェラードとスターリング [写真]=Getty images

 今夏、元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードやイングランド代表MFラヒーム・スターリングが退団したことで、リヴァプールのアジアツアーの観客が急減しているとツアーの主催者が指摘している。イギリス紙『ガーディアン』が28日付で報じた。

 24日、リヴァプールとマレーシア選抜の試合が行われ、約5万人の観客が詰めかけた。しかし、これは2013年に行われた同様の試合の観客数8万人と比べると3万人程少ない。

 同クラブのアジアツアーでマーケティング担当を務めるアンドリュー・ドー氏は、「スティーヴン・ジェラードがクラブを離れてから、彼のプレーを観に来ていたファンたちがスタジアムに来なくなった。スターリングに関しても同じことが当てはまる。我々の調査によると、昨シーズンのパフォーマンスも影響しているようだ。リヴァプールがさらに有名なビッグネームを獲得すれば、また人気が戻るかもしれない」と語り、有名選手の放出と昨シーズンの不振が観客数の減少につながったと主張している。

 一方で、マレーシアのリヴァプール・ファンクラブの一員であるシャフィック・アカン氏は「マレーシアの国民はほとんどがイスラム教徒で、試合当日は祝祭日にあたっていた。5時開催の試合にはみんな間に合わなかったのさ」と述べ、主催者側のスケジュールの不手際を非難した。

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