フェイエノールトは12日、オランダ代表MFヨルディ・クラーシが同日に行われたデュッセルドルフとの練習試合を回避したと、クラブ公式HPで伝えた。
フェイエノールトは同選手が試合を回避した理由について、「クラーシに具体的で重要なオファーが届いている。移籍の可能性が続く限り、出場を回避する事をクラブと選手の間で決断した」とコメントしている。
交渉している具体的なクラブ名の明言は避けたが、プレミアリーグのサウサンプトンが第一候補ではないかと言われている。サウサンプトンを率いるロナルド・クーマン監督はイギリス紙『ガーディアン』で「クラーシは我々の獲得リストの一人に入っている」と明言していた。
12日、サウサンプトンはフランス代表MFモルガン・シュネデルランをマンチェスター・Uに放出する事が確実に。それを受け、代役としてクラーシの獲得に本腰を入れるのではないかと言われている。
クラーシは23歳の若さでフェイエノールで主将を努め、2014-2015シーズンは33試合に出場。小柄ながら無尽蔵のスタミナでピンチを未然に防ぎ、攻撃では正確に左右にボールを振り分けるプレーを得意とするプレーヤーでオランダ代表にも招集されている。