ジャイキリ続出…プレミア上位3クラブFA杯敗退、チェルシー今季ホーム初黒星

　FAカップの4回戦が24日に各地で行われた。

　例年、同一リーグで順位が下のチームや下位カテゴリーのチームが上位カテゴリーのチームを撃破する“ジャイアント・キリング”が多く起きる同大会。この日の4回戦でも多くのチームがその対象となった。

　まずはプレミアリーグで首位に立つチェルシー。リーグ1（3部相当）で7位のブラッドフォード・シティを本拠地スタンフォードブリッジに迎えると、ガリー・ケイヒルとラミレスの得点で38分までに2点をリードする。しかし、前半のうちに1点を返されると、75分にフェリペ・モライスのゴールで同点とされ、82分にアンディ・ハリデイに逆転弾を決められると、アディショナルタイムにも失点して2－4で敗れた。チェルシーは今シーズンの公式戦、ホーム初の黒星となった。

　また、プレミアリーグで2位のマンチェスター・Cはチャンピオンシップ（2部相当）で2位のミドルズブラと対戦。セルヒオ・アグエロやダビド・シルバらが先発したマンCだが、ゴールを割れずに試合が進むと53分にパトリック・バンフォードに先制点を許す。フランク・ランパードやエディン・ジェコらを投入したマンCだが、アディショナルタイムに試合を決定づける2点目を献上し、そのまま0－2で敗れた。

　プレミアリーグ3位のサウサンプトンはホームでプレミアリーグ13位のクリスタル・パレスとホームで対戦。9分にグラツィアーノ・ペッレのゴールで先制するが2分後に同点とされる。16分にはオウンゴールで勝ち越すが、ヤヤ・サノゴの得点で5分後に再度追いつかれると、39分にはマルアン・シャマフのこの日2点目となる逆転ゴールを許し、2－3で敗れた。

　プレミアリーグ6位のトッテナムは同リーグ最下位のレスター・シティと対戦し、前半に先制点を奪うも試合終盤の2失点で逆転負け。プレミアリーグ9位のスウォンジーはアウェーでチャンピオンシップ10位のブラックバーンとの対戦となったが、ギルフィ・シグルズソンのゴールで先制するも、その後3失点で1－3とこちらも逆転で大会から姿を消した。

　プレミアリーグ8位のリヴァプールはチャンピオンシップ16位のボルトンと本拠地アンフィールドでスコアレスドロー、プレミアリーグ16位のサンダーランドもホームでチャンピオンシップ14位のフルアムとの対戦だったが、こちらも引き分け決着。23日にはプレミア4位のマンチェスター・Uがリーグ2（4部相当）13位のケンブリッジ・ユナイテッドとスコアレスで試合を終えており、それぞれ再試合を行うことになった。

　FAカップ4回戦の結果は以下のとおり。（カッコ内、所属カテゴリーと順位）

ケンブリッジ・ユナイテッド（4部／13位）　0－0　マンチェスター・U（プレミア／4位）（23日開催）※再試合へ
ブラックバーン（2部／10位）　3－1　スウォンジー（プレミア／9位）
バーミンガム（2部／11位）　1－2　ウェスト・ブロムウィッチ（プレミア／14位）
カーディフ（2部／13位）　1－2　レディング（2部／18位）
チェルシー（プレミア／1位）　2－4　ブラッドフォード・シティ（3部／7位）
ダービー・カウンティ（2部／5位）　2－0　チェスターフィールド（3部／9位）
マンチェスター・C（プレミア／2位）　0－2　ミドルズブラ（2部／2位）
プレストン・ノース・エンド（3部／4位）　1－1　シェフィールド・ユナイテッド（3部／8位）※再試合へ
サウサンプトン（プレミア／3位）　2－3　クリスタル・パレス（プレミア／13位）
サンダーランド（プレミア／16位）　0－0　フルアム（2部／14位）※再試合へ
トッテナム（プレミア／6位）　1－2　レスター・シティ（プレミア／20位）
リヴァプール（プレミア／8位）　0－0　ボルトン（2部／16位）※再試合へ

　また、25日と26日に行われる4回戦残りの試合は以下のとおり。

ブリストル・シティ（3部／2位）　vs　ウェスト・ハム（プレミア／7位）（25日開催）
アストンヴィラ（プレミア／15位）　vs　ボーンマス（2部／1位）（25日開催）
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン（2部／19位）　vs　アーセナル（プレミア／5位）（25日開催）
ロッチデール（3部／5位）　vs　ストーク（プレミア／10位）（26日開催）