チェルシー、昨シーズンの売上高が約538億円でクラブ最高額を記録

チェルシー

記録的な売上高となったチェルシー [写真]=Getty Images

 チェルシーは13日、2013-14シーズンの収益と売上高をクラブ公式サイトで発表。昨シーズンが終わった6月30日までの収益が1840万ポンド(約33億5000万円)、売上高は3億1980万ポンド(約583億円)となった。

 ここ3年で2番目の収益となり、売上高は2003年にロマン・ アブラモヴィッチ氏がオーナになって以来の最高額となった。

 収益に関しては、昨シーズンの1月にMFフアン・マタを3710万ポンド(当時約62億5000万円)でマンチェスター・Uに売却するなど、選手売却などが理由の1つだとしている。

 売上高は、2012-13シーズンの2億5580万ポンド(約466億円)から飛躍的に増加。2009-10シーズン以来、プレミアリーグ優勝を果たしていないが5年連続での上昇となった。プレミアリーグの放映権や、スポンサー契約が大きな理由だとしており、チェルシーは、スイスの腕時計メーカー「ロータリー」、イギリスの男性スーツブランド「ハケット」、スコットランドのウィースキーメーカー「ウィリアム・ローソン」などと新しくスポンサー契約を結んでいる。

 また同サイトによると、この結果は、UEFA(欧州サッカー連盟)が定めるFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)の基準を満たしているとも伝えられた。 

 この結果を受けて、チェルシーのブルース・バック会長は、次のように声明を発表している。

「我々は、今シーズンのチームが出来上がったように、選手の売買に投資しています。アブラモヴィッチ氏が2003年にクラブを買収して以来、我々の哲学はピッチ上で成功を築き上げてきました。 パートナー契約の締結やファンとともに成長してきたことが、記録的な売り上げと、収益になりました」

「FFPのある時代に、我々はチームに投資し、結果を得るため、成功のサイクルを持続させ、商業的に進歩していかなければなりません」

 現在、無敗でプレミアリーグの首位を走るチェルシーは、代表ウィーク明けの22日にリーグ第12節でWBA(ウェスト・ブロムウィッチ)と対戦する。

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