FAが過去3年にSNSの取り締まりで科した罰金総額が約6100万円に

リオ・ファーディナンド

再び処分を科せられたQPRのDFファーディナンド [写真]=Bongarts/Getty Images

 近年、ソーシャルメディアの発展により、サッカー界でもツイッターやインスタグラムのアカウントを持たない選手の方が珍しくなっているが、30日のイギリス紙『ガーディアン』によると、FA(イングランド協会)が2011年からソーシャルメディア関連の「失言」に科した罰金総額が35万ポンド(約6100万円)にも上ることが明らかとなった。

 FAが過去3年間で調査した121件中、60件が罰金処分に科された。現在、トルコのカスムパシャに所属する元オランダ代表MFライアン・バベルが2011年に主審のハワード・ウェブ氏の画像を加工し、マンチェスター・Uのシャツを着せて皮肉ったツイートが史上初めて罰せられ、現在ローマ所属の元イングランド代表DFアシュリー・コールが2012年にFA幹部らについて「バカども」とツイートしたことで9万ポンド(約1600万円)の罰金処分を受けたのが最高額となっている。

 最近ではQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)の元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドが「腐女子」を意味する隠語をツイートしたことで29日、2万5000ポンド(約437万円)の罰金と3試合の出場停止処分に科された。ファーディナンドは2012年にも上記のアシュリー・コールをツイッターで「チョコアイス=表は黒人、中身は白人」と呼び、人種差別的発言とみなされ4万5000ポンド(約787万円)の罰金を受けた前科がある。

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