マンUやチェルシーでCEOを務めたケニオン氏がアトレティコに加入

ケニオン

アトレティコの経営幹部就任が決まったケニオン氏 [写真]=Getty Images

 かつてプレミアリーグのマンチェスター・Uやチェルシーで最高経営責任者を務め、両クラブで成功を築き上げたピーター・ケニオン氏が16日、リーガ・エスパニョーラ覇者のアトレティコ・マドリードの経営幹部に就任した。17日のイギリス紙『デイリーミラー』などが報じた。

 アトレティコはクラブの国際的知名度を上げるため、グローバル化を目指しており、その一環としてケニオン氏を招へいしたと見られており、イングランド以外のクラブで経営に携わるのは初となる。

 ケニオン氏は1997年にマンチェスター・Uの経営幹部に就任し、3年後に代表取締役へと昇格。2001年には当時引退を示唆していたアレックス・ファーガソン元監督を引き留めた人物としても知られ、1999年の「3冠」達成にも大きく貢献し、在任6年ではチャンピオンズリーグ優勝1回、リーグ優勝4回、FAカップ優勝1回を経験した。

 2003年にはロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏に買収されたチェルシーに代表取締役として引き抜かれると、大規模な経営改革に成功し、在任6年では2度の「国内2冠」を含む、それぞれ2度のリーグ優勝、FAカップ優勝、リーグカップ優勝に貢献した。

 2009年にチェルシーを去ってからは、顧問役としてFAの2018年ワールドカップの招致活動などに参加していた。

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