プレミアリーグが日本やアメリカなどで海外開催を検討か…英紙報道

今夏アメリカで開催されたマンUとレアルの試合には10万人以上が押し寄せた [写真]=Man Utd via Getty Images

 プレミアリーグが外国で試合を行う計画を進めていると、イギリス紙『インディペンデント』など複数メディアが報じた。

 プレミアリーグは現在、20のクラブがそれぞれホーム&アウェイを戦い、1クラブにつき38試合を行っている。同紙によると、そのうちの1節をアメリカや、中国、オーストラリア、日本などの他国で行う計画が進められていると伝えれられた。
 
 マンチェスター・Uやアーセナル、リヴァプールなどは今夏、プレシーズンでアメリカツアーを開催。現地で行われたマンチェスター・Uとリヴァプールの対戦では観客数が約5万1000人、マンチェスター・Uとレアル・マドリードの対戦では約10万9000人もの観客が試合に訪れており成功を収めていた。そのため、世界各国に対してプレミアリーグのアピールと、リーグやクラブの利益促進を狙っての計画とされている。

 2008年には、リーグに属する各クラブがそれぞれ、38試合に加えてイギリス国外で1試合を行ない、1シーズンで合計39試合を開催する計画「Game 39」が提案されてた。しかし当時は、複数のクラブや国際サッカー連盟(FIFA)などの反対や、サポーター組織などから批判が上がったため実現しなかった。

 プレミアリーグの最高経営責任者を務めるリチャード・スキューダモア氏は、6年前の提案で批判を受けたものの、「2008年に賛成していたクラブもいた。おそらく今は、すべでのクラブが(今回の計画を)行いたいと思っているはずだ。いずれ実現することだよ」と今回の計画の実現に自信を持ってコメントをしている。

 また他国での開催に伴い、今まで取り入れていなかったウィンターブレイクを導入することも計画。さらに、日程調整が不可欠となるため、FAカップの引き分け再試合やリーグカップの準決勝でホーム&アウェイの2試合開催など、今までの伝統を廃止する必要があると伝えられた。

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