バルサでの日々を振り返るセスク「平凡だったけど満足している」

セスク・ファブレガス

昨季までバルサでプレーしたセスク [写真]=FC Barcelona via Getty Images

 今シーズンからチェルシーでプレーしているスペイン代表MFセスク・ファブレガスが、地元ラジオ『マルカ』の「インテルメディオ」というプログラムに出演。昨シーズンまで在籍したバルセロナについて、そして現在所属するチェルシーについて語った。スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 過去についてセスクはこう振り返った。

「自分のキャリアにおいて、やってきたことで後悔したことは何もない。他の道を選ぶこともできたけど、今日までに僕は偉大な監督が率いる3つの偉大なクラブでプレーをした。満足しているけど、もっと僕は(多くのものを)手にしたいんだ。だからここで止まらない」

 仮にレアル・マドリードと契約した場合について問われると「それには答えないほうがいいだろう。ありえそうもないね。そんなことも起こらなかった」と答え、バルセロナに在籍した日々については以下のように語った。

「僕の夢はバルセロナでプレーすることで、自分を試したかったんだ。僕にとっては、バルセロナでプレーした結果が良かったか悪かったかはどうでもいいことだった。人々は僕のことを考えていなかった。バルサからは満足して出ていったよ。タイトルを勝ち取ったし、友だちともプレーできたし、自分の恋人にも出会った。平凡な時期だったけど、自分はとても強い男だと考えているし、一部の観衆にブーイングされたからといって、泣くこともなかった。気分が害されたこともなかった」

 またセスクは、バルセロナで共に仕事をしたジョゼップ・グアルディオラ監督についても言及。同選手はグアルディオラ監督の強い希望により、またセスクも自分のアイドルであった同監督が率いているからこそ、バルセロナに移籍した。しかし、セスクが入団してからわずか1シーズンで、グアルディオラ監督は自ら指揮官を辞任した。

「(バルセロナで過ごした)3シーズンはとても良いものだったと記憶しようとしているんだ。満足しているし、それ以外に何もない。期待していたことは最後に他のことに変わってしまった。人生は現実だ。グアルディオラに騙されたとも思わないし、失望もしていない。サッカーにおいては、僕は誰にも何も期待していないんだ」

 そして、今シーズンから所属するチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督については、「モウリーニョについていくか?これはサッカーだし、最終的には自分にとって良いことをやりたいと思っている。モウリーニョは試合や戦況を読むのがとてもうまい。特にハーフタイム(の指示)だ。僕たちがやってきた悪いプレーを全て、彼は頭に留めているんだ」と、試合分析力を称えた。

モバイルバージョンを終了