元リヴァプールのキャラガー氏、GKミニョレのプレーに不満

ミニョレ

リヴァプールの正GKを務めるミニョレ [写真]=Getty Images

 リヴァプールのレジェンドである元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、同クラブのベルギー代表GKシモン・ミニョレのパフォーマンスに満足していない。大手メディア『スカイ・スポーツ』がコメントを報じた。

 昨シーズンのプレミアリーグを2位で終えたリヴァプール。しかし今シーズンは、6試合を終えた時点で2勝1分け3敗の14位と苦しんでいる。開幕スタートに失敗した同クラブの中で、キャラガー氏はミニョレのパフォーマンスに言及した。

 悲願のリーグ優勝を成し遂げるためには、昨年12月26日に行われたプレミアリーグ第18節のマンチェスター・C戦でスペイン代表FWアルバロ・ネグレドに許したような失点を、今後は与えてはいけないとキャラガー氏は主張する。

 ネグレドがボックス内で放ったシュートはミニョレの守備範囲だったが、真上に伸ばした手でボールを押さえきれずそのままゴールへ収まった。同試合では、ネグレドのゴールが決勝点となり、マンチェスター・Cが2-1でリヴァプールに勝利。この結果、マンチェスター・Cはリヴァプールを上回って2位に浮上。一方のリヴァプールは4位に後退した。

「私は、重要なトロフィーを獲得するときは、最高のGKが重要な場面でビッグセーブを披露すると考えている。(ネグレドのゴールの場面は)大きなミスだとは思わない。しかし、彼はこれまでで、良いパフォーマンスを披露できただろうか」

「(4月27日の第36節チェルシー戦で)スティーヴン・ジェラードがスリップしたことでリーグタイトルを逃したと誰もが言っている。しかし、あの場面は1人のミスだけに焦点を当ててはいけない。GKの対応も含めてデンバ・バに許したゴールだった」

「昨シーズンのリーグ戦を見てみよう。シーズンの行方を左右する瞬間というものがあり、それはマンチェスター・C戦でのネグレドのゴールだったと私は思っている。あの場面でリヴァプールはマンチェスター・Cに1-2で敗れた。もしネグレドのシュートをミニョレがセーブしたのなら、首位に立っていたリヴァプールはマンチェスター・Cに(順位で)抜かれることはなかった」

「我々は得点を挙げ、大きな違いを作ることができる選手が多くいる。その中で、GKは重要な試合の重要な瞬間にセーブなどでチームを後押しする必要がある」

「しかし、彼(ミニョレ)はリヴァプールで、重要な瞬間に重要なセーブを見せていない。もし今の状態が続くのであれば、リヴァプールは新たなGKをもう1人探さなければならないと私は思っている。フリートランスファーのビクトル・バルデスに関心を持っているという話もあった。しかし、彼はコンディションを上げる必要がある」

(記事/超ワールドサッカー)

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