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古巣からゴール奪い涙のランパード、両チーム監督「真のプロだ」

2014.09.22

古巣チェルシーとの試合でゴールを決めたランパード [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第5節、マンチェスター・C対チェルシーの試合が21日、エティハド・スタジアムで行われ、1-1で引き分けた。

 この試合は今シーズンからMLS(メジャー・リーグ・サッカー)のニューヨーク・シティへ移籍し、マンチェスター・Cに半年の期限付きで加入している元チェルシーの元イングランド代表MFフランク・ランパードの復帰戦として話題を集めた。

 ランパードは先発しなかったものの、66分にDFパブロ・ザバレタが退場となり、その5分後にチームが失点すると、78分から途中出場。チェルシー歴代最多得点者のランパードは、ピッチに立って7分で同点ゴールを決め、古巣相手に結果を出した。

 自身のゴールに喜ばず、駆けつけた同僚に対し「待ってくれ」と止める仕草を見せたランパードは試合終了後、チェルシーファンのいるアウェー席へと歩みより、拍手で声援に応えると涙をぬぐう姿を見せた。

 試合後、ランパードはイギリスメディア『スカイスポーツ』に対し、「僕にとって辛い瞬間だった。チェルシーファンと過ごしてきた素晴らしい13年間があったから複雑な気持ちだった。チームの引き分けはうれしく思うけど、今の気持ちは言い表せない」と語っている。

 マンチェスター・Cのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、「彼にプレーしたいか聞いたら、当然したいと言った。ランパードは真のプロだ。彼のキャリアにおいて大切なチームからゴールを決めるのはうれしい事ではなかっただろうが、彼は良きプロであり、非常に良い選手だ」と賛辞を送った。

 一方、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はランパードについて、「彼はシティの選手だ。私はクラブへの情熱だの愛情だのは信じない。おそらく私はサッカーに関して現実的すぎるのだろう。彼がチェルシーの直接的ライバルであるシティに行くと決めた時、ラブストーリーは終わった。彼は超の付くプロとして仕事を全うし、よくやった」と突き放したように話し、ランパードがチェルシーファンから受けた声援については、「あれはイングランドの文化であり、チェルシーの文化だ。チェルシーの人間は過去の人たちを忘れない。私がインテルを指揮していた時も同じだった」と説明した。

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