2部のカーディフ、スールシャール監督が辞任「選手の努力に感謝」

オーレ・グンナー・スールシャール

辞任を発表したカーディフのスールシャール前監督 [写真]=Getty Images

 イングランド・チャンピオンシップ(2部)のカーディフは18日、オーレ・グンナー・スールシャール監督が辞任したことをクラブ公式HPで発表した。

 スールシャール監督は昨シーズン途中の1月に、当時プレミアリーグで下位に低迷していたカーディフの監督に就任したが、チーム状態は改善せず2部降格を味わう。今シーズンも続投しプレミアリーグ復帰を目指したが、7試合を終えて24チーム中17位という成績のため、辞任する運びとなった。

 辞任に際してスールシャールは「カーディフを率いる機会を与えてくれたヴィンセント(・タン)会長に感謝の気持ちを述べたい。彼は私のことを尊重してくれた。彼のクラブの成功を願っているよ。でも監督についての哲学の違いから辞任することを決め、会長がそれを許してくれた。私が去るこのクラブには素晴らしい才能を持った選手が多くいて、彼らが尽くしてくれた努力に感謝したい。残りのシーズンの健闘を祈っている」と、ともに闘った選手たちや会長に感謝を示している。

 タン会長は「オーレは我々の理解と信頼の下カーディフを指揮し、プレミアリーグ残留争いに力を貸してくれた。残念ながら降格してしまい、多くの人々がオーレを解任すべきだと言った。しかし私は彼を信じ、チャンピオンシップをともに戦うことを選んだが、ここ最近のチームの成績は彼がカーディフの監督を続けることを正当化してはくれなかった。そして彼は辞任を決意し、私はそれを受け入れた。彼は誠実で、懸命で、プロフェッショナルな人物だった。しかし結果は彼の望むものではなかった。彼の今後のサッカー人生の成功を祈る」とスールシャールとの残念な別れを悲しんだ。

 現在41歳のスールシャール氏は現役時代の1996年にノルウェーのモルデからマンチェスター・Uに移籍すると2007年に引退するまで11年間同クラブでプレーし、多くのファンに親しまれた。引退後はマンチェスター・Uのリザーブチームの監督や古巣モルデの監督を経て、2014年1月にカーディフの監督に就任していた。

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