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財力アップに自信、ヴェンゲル監督「奪われ続けるクラブではない」

2014.08.08

アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督(右)[写真]=Arsenal FC via Getty Images

 FW宮市亮所属のアーセナルを率いるアルセーヌ・ヴェンゲル監督は、裕福なクラブに優秀な選手を引き抜かれる時代は終わったと考えているようだ。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 アーセナルは一時、MFサミル・ナスリやオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーなど、相次ぐ主力選手の流出に苦戦。しかし、2013年にレアル・マドリードからドイツ代表MFメスト・エジル、今夏はバルセロナからチリ代表FWアレクシス・サンチェスの獲得に成功している。

 ヴェンゲル監督は、「この2年でエジルとサンチェスを獲得することができたが、5年前だったら彼らを失っていただろう」と話し、「何年もの間、財政難で選手を満足に補強できなかったにも関わらず、トッププレーヤーを失ってきた。今は以前に比べ、選手獲得のための資金が増え、他のクラブと競争することもできる」と、ここ数年で形勢が変わったと主張した。

 さらに、サウサンプトンが多くの選手を放出している現状についても言及し「昔の私たちと同じような立場にある。選手を失い続けることに嫌気がさすだろう」とコメント。「移籍は三者間の合意のもとで行われるもので、弱い者いじめではない」と前置きしつつも、「選手たちはお金のあるクラブに行ってしまう。長年、ユナイテッドは財力があることを見せつけている」と語った。

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