ゲームFIFA14でパワー世界最強の巨漢選手、スピード数値の改善頼む

アキンフェンワ

2012-13シーズンはノーサンプトンでプレーしていたアキンフェンワ(左) [写真]=Getty Images

 サッカーゲームのFIFA14において、パワーの評価が100の内97で1番数値の高い選手が、イングランドのリーグ2(リーグ4部)に属するAFCウィンブルドンでプレーしている。その選手は、ロンドンのイズリングトン出身、32歳のFWアデバヨ・アキンフェンワ。身長は約180センチ、体重は約100キロの巨漢で、ベンチプレスは180キロを持ち上げることができる。

 アキンフェンワは、パワー世界最強の称号を喜んではいるが、一方でその巨漢のせいでFIFA14でスピードの数値は53で、加速の数値が34と非常に評価が低い。実際にFIFA14で自分自身をプレーした際、スピードがとても遅かったのが気になり、製作元のEA(エレクトロニック・アーツ)スポーツに、少し速くしてもらうよう頼んだことを明かしている。イギリス紙『テレグラフ』がインタビューでの同選手のコメントを伝えた。

「去年までFIFAがこんなに有名だとは知らなかった。実際に俺は、フィジカルの強い選手たちの1人だと思っていたが、FIFA14で公式に世界最強になった。彼らがそう言うなら間違いない。俺も気に入ったよ」

「何回か自分自身でプレーしたことがあるんだ。俺はとても遅かったよ。だからFIFAに少しだけ速くしてくれるよう頼んだんだ。でも全てを手に入れることはできなかった」

 また2013年に行われたイギリスメディア『BBC』のインタビューでは、「同じサイズの兄弟がいて、自分も大きくならなければ、その兄弟たちにいじめられるから」と巨漢になった理由を語っている。

 さらに、警官の職務質問に対して「フットボール選手だ」と答えると、警官は「最近スーパーボールを見始めたよ。面白いね」と、イギリスにも関わらずアメリカンフットボールの選手だと勘違いされることもあり、最終的には「フットボールをするにはデカすぎる」とまで言われたエピソードを語っている。

 アキンフェンワは、イングランドのリーグ1(リーグ3部)以上ではプレーの経験はない。リーグ1とリーグ2では、通算合計380試合に出場し124ゴールを挙げている。7月19日に行われたチェルシーとのプレシーズンマッチにも出場した。

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