2013.08.17

マンU公式HP日本語版の担当者に聞く「香川の起用法と新生マンチェスター・U」

マンチェスター・Uでの2シーズン目を迎える香川真司 [写真]=Getty Images

 いよいよ、世界最高峰のイングランド・プレミアリーグが、17日に開幕を迎える。日本代表MF香川真司は、世界屈指のビッグクラブであるマンチェスター・Uでの2年目。監督交代も行われ、香川自身の真価も問われるシーズンとなりそうだ。

 マンチェスター・Uは昨シーズン限りで、27年間に渡ってチームを指揮したアレックス・ファーガソン監督が勇退した。新シーズンからは同じスコットランド人のデイヴィッド・モイーズ監督が新たに指揮を執るが、気になるのは香川の出場機会。プレシーズンのアジアツアーに同行したクラブの日本語版公式HP『ManUtd.jp』の担当者である八杉裕美子さんに、香川の起用法を含めて新生マンチェスター・Uについて聞いてみた。

「日本でのプレシーズンマッチ2試合だけでは、何とも言えませんね」

 香川は6月に行われたコンフェデレーションズカップに日本代表として出場したことを考慮され、アジアツアーは日本で行われた横浜F・マリノス戦と古巣のセレッソ大阪戦のみの合流。モイーズ監督へのアピール機会の面では少しばかり不安になっていたが、スタメン争いに向けては、心強い言葉も。

「レギュラーメンバーは昨シーズンからある程度引き継がれると思いますが、ベテランも若手も含め、どの選手もゼロからのスタートだと見ていいのでは。モイーズ監督はポジション1つとっても、色々と試してくると思いますよ。例えばイングランド代表のアシュリー・ヤングはファーガソン時代に一貫して左サイドで起用されていましたが、C大阪戦では右サイドで起用されていましたね」

 モイーズ監督自体も、四半世紀以上も指揮官を務めたファーガソン監督からのバトンを受けたこともあり、まだまだ手探りの様子だとか。

「ツアー中は、就任してまだ日が浅いため、監督がピッチ内外で選手を知ろうと、観察しているという印象でした。見た範囲では、厳しい指導をしているシーンは見かけず、リラックスさせようとしているのか、穏やかな笑顔を見せることが多かったですね」

 新シーズンを迎えるにあたり、OBである元イングランド代表DFのフィル・ネヴィル氏が新たにコーチに就任。元ウェールズ代表MFライアン・ギグスを選手兼コーチとして置くことで、クラブも新監督を支える体勢を整えた。

「監督も、フィル・ネヴィルやギグスを通して指示を出すシーンが見受けられました。ワンクッション置くことで、円滑化を図っているのかもしれないですね」

 ちなみに、ツアー中は練習や試合の他にも各地で多くのイベントが行われていたとのこと。そんな中、分刻みのスケジュールであったからこそ、印象に残るエピソードがあったとか。

「現役ではないですが、帯同していたクラブのレジェンドであるボビー・チャールトンが、暑い中で出待ちをしているサポーターのもとに歩み寄り、スタッフに連れ戻されるまで長い時間サインをする姿は印象的でしたね」

 モイーズ監督もツアー中の会見では、「どうしてユナイテッドがリーグチャンピオンか分かった」とコメントする場面も。クラブに脈々と受け継がれるプロ意識の高さが、世界的なビッグクラブの所以と言えるかもしれない。

 サッカー史に一時代を築いたファーガソン監督が退き、変革期を迎えたマンチェスター・U。連覇を狙うプレミアリーグは、17日にアウェーで行われるスウォンジー戦がスタートとなる。新シーズンも偉大なクラブに日本人選手が在籍していることを誇りに思いながら、香川の活躍に期待したい。

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