エヴァートンにレンタルで加入したデウロフェウ [写真]=Getty Images
バルセロナのU-20スペイン代表FWジェラール・デウロフェウが、1年間のレンタルでエヴァートンに移籍することが決定した。
昨シーズンはBチームで18ゴールを挙げ、トップチームでも4試合に出場するなど、バルセロナ期待の若手であるデウロフェウは、今年5月にクラブと2017年6月まで契約延長を結んだばかり。しかし、現時点ではトップチームでレギュラーに定着するのは難しいため、コンスタントに出場機会を得られるチームへのレンタル移籍により経験を積むとのクラブからの提案を受け入れた模様だ。
エヴァートンの公式サイトとのインタビューに応じたデウロフェウは、自身初となる国外リーグでのプレーに向けた高いモチベーションを表した。
「フットボール界の歴史的なクラブに加入することができ、とても嬉しい。世界トップクラスであるプレミアリーグのことは、これまでずっと注目してきた。今は新たな挑戦に臨む意欲でいっぱいだ」
マンチェスター・C、チェルシー、トッテナムといったプレミアリーグの有力チームや、ドルトムントといった強豪からの関心が伝えられる中、エヴァートンを選択したデウロフェウ。その要因としては、マンチェスター・Uに移ったデイヴィッド・モイーズ前監督の後任として迎えられた、昨シーズンまでウィガンを率いたスペイン人指導者のロベルト・マルティネス監督の存在も大きかったという。
「マルティネス監督とは電話で話をした。ウィガンで素晴らしい仕事をしてきた監督だし、早く実際に会いたいね。自分はまだ休暇が数日残っているが、気持ち的には既にエヴァートンの一員として新シーズンをスタートさせている」
一方、マルティネス監督は、デウロフェウのポテンシャルの高さを称賛すると共に、チームをけん引するほどの活躍に期待を寄せた。
「デウロフェウはスペイン・フットボール界が誇る本物のダイヤモンドであり、とてつもない才能を持った若者だ。そんな彼がキャリアにおける新たなステップとしてエヴァートンを選んでくれて大変嬉しい。我々のドレッシング・ルームが持つ経験が、彼の成長を助けるはずだ。そして、彼はチームに大きな新風を注ぎ込んでくれることだろう」