降格の決まったウィガン [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第37節が14日に行われ、5位のアーセナルと日本代表FW宮市亮の所属する18位のウィガンが対戦。宮市は負傷もあり、ベンチ外だった。
チャンピオンズリーグ出場権がかかるアーセナルと残留争いの渦中にいるウィガンの一戦は、ホームのアーセナルが11分に先制点を奪う。サンティ・カソルラの左CKから、ゴール前でルーカス・ポドルスキがフリーでヘディングシュートを叩き込んだ。
均衡が破れた後もアーセナルが攻勢をかけたが、ウィガンも徐々に盛り返しを見せると、前半ロスタイムにゴール正面でFKを獲得。ショーン・マローニーが直接狙うと、シュートは壁を越えて鮮やかにアーセナルゴールを破り、試合を振り出しに戻した。
1-1の同点で迎えた後半は、互いに勝ち越しを狙い攻め合うと、63分にスコアが動く。アーセナルのカソルラが右サイドを抜け出してグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前に走り込んだセオ・ウォルコットが合わせて、ゴールネットを揺らした。
アーセナルは再びリードを奪うと、68分に相手のクリアボールに対してカソルラがヘディングでゴール前にパスを送り、ディフェンスラインを抜け出したポドルスキがシュートを沈めて3点目を奪取。71分にも、左サイドを抜け出したアーロン・ラムジーがゴール前までボールを運び、豪快に右足でシュートを蹴り込んだ。
3点差となった試合は、4-1のままアーセナルが快勝。勝ち点を70まで伸ばし、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位に浮上。最終節で勝利すれば、チャンピオンズリーグ本戦出場をかけたプレーオフ出場が決まる。一方、敗れたウィガンは、勝ち点35のままで残留圏の17位とは勝ち点4差となり、最終節を残してチャンピオンシップ(2部相当)への降格が決まった。