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FA杯準決勝、ミルウォールサポーターが観客席で乱闘…10名の逮捕者

試合中にも関わらず乱闘を起こしたミルウォールサポーター [写真]=Getty Images

 FAカップ準決勝が13日に行われ、チャンピオンシップ(2部相当)に所属するミルウォールと日本代表FW宮市亮の所属するウィガンが対戦。2-0でウィガンが勝利し、クラブ史上初のFAカップ決勝進出を決めた。なお、宮市は負傷により、ベンチ外だった。

 イギリス紙『デイリーメール』など各メディアは、試合中にミルウォールのサポーター同士が観客席で乱闘を起こし、逮捕者が出る騒ぎとなったことを報じている。乱闘は試合終了間近の時間に発生したと見られ、酔っぱらった観客がトラブルの原因となった模様だ。観客同士の乱闘が拡大していったため、試合中に警察が介入し、10名の逮捕者を出した。試合を中継していた『ESPN』の映像では、ミルウォール側の観客席にいた少女が、恐怖のあまり泣き出す映像が映し出された。

 試合後、FA(イングランドサッカー協会)のアレックス・ホーン事務総長は、「警察とFAは、試合中に起きた暴力事件について調査している。我々は、関与した人物を特定し、刑事告発を行い、入場禁止などの措置を取る。観客席でそのような光景が起きてしまったことは受け入れられないし、嘆いている。関係した全ての人間に措置を講じる」と、遺憾の意を表明している。

 ミルウォールの本拠地周辺は治安が悪く、サポーターも昔から過激なことで有名で、1960年代後半から悪化していき、1982年には度重なる暴力行為により当時の会長であったアラン・ソーン氏が、クラブを解体すると宣言したこともあった。

 1985年には、FAカップ準々決勝でミルウォールのサポーターがピッチに乱入。対戦相手のルートン・タウンの選手や審判を襲い、逃げるルートンサポーターの集団に椅子を投げ込むなどした。逮捕者は31人を数え、当時イギリスの首相だったマーガレット・サッチャー氏が声明を発するまでに至った。1980年代前半のミルウォールサポーターは、フーリガンの代名詞的な存在となった。

 90年代に入り暴力行為は少なくなったが、2002年には警官隊と衝突し、47名の警官が負傷。2004年にはリヴァプールと対戦した際、ヒルズボロの悲劇を冷やかし、FAから処分を受けた。

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