香川、成功の鍵はコミュニケーションにある？
マンチェスター・Uに所属する日本代表MFの香川真司は20日、プレミアリーグ開幕戦のエヴァートン戦に臨む。香川はユナイテッドにどのような風を吹き込めるのか。デイヴィッド・マクドネル記者は、『ワールドサッカーキング（No.229／8月16日発売号）』における連載“メイド・イン・ジャパン”内で以下のように見解を述べた。
同記者は香川が信頼を得るために必要なのは「精神力と語学力」と指摘。その上で、「香川は通訳を介すことなく新しいチームメートに溶け込み、練習を重ねるごとにチームのプレースタイルを身につけている。その様子には、サー・アレックス・ファーガソン監督でさえ驚きを隠せない」と、指揮官にも評価されていると述べた。
さらに、「チームメートからの信頼も短期間で勝ち取ったようだ。DFのリオ・ファーディナンドは、プレシーズンでの香川に接する中で、その才能や特徴を絶賛するに至っている」とし、ファーディナンドのコメントを紹介。そして、ハビエル・エルナンデスからは、「僕の印象では、練習熱心で、プロ意識も高いし、すごくいい若者だよ」と評価されているとも伝えている。
短期間の内に監督、選手から信頼を得た香川。新たなシーズンに入りピッチ上で自らのプレーを披露することができれば、その絆はさらに深まっていくはずだ。
同連載では、新たな戦いの開幕を控える香川について特集。現地での評価はもちろん、ユナイテッドにおける今後の展望などについて述べられている。