好調のセビージャがローマを下してEL8強進出 [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦が6日に行われ、セビージャとローマが対戦した。
この対戦は当初3月12日にファーストレグが行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。8月に入ってようやく大会が再開され、この一戦はドイツのデュイスブルクにあるMSVアレナ(MSVデュイスブルクの本拠地)にて、一発勝負で勝敗が決することになっている。
立ち上がりから激しい攻防が繰り広げられるなか、EL最多5回の優勝記録をもつセビージャに最初の得点機が訪れる。12分、左サイドのCKをジュール・クンデがヘディングで合わせると、強烈なシュートはクロスバーを叩いた。セビージャは22分、ペナルティエリア手前からセルヒオ・レギロンが個人技で相手DFをかわしながらエリア内に侵入すると、最後は左足を振り抜いて先制点を奪った。
ローマは35分、ペナルティエリア内でエディン・ジェコがドリブルで仕掛けると、こぼれ球をニコロ・ザニオーロがシュート。しかしボールは枠を大きく越えた。セビージャは44分、自陣でボールを奪うとカウンターを発動。ルーカス・オカンポスが右サイドを突破して中央へ折り返すと、最後はユセフ・エン・ネシリが左足で押し込んで追加点を奪った。
2点ビハインドで後半へ折り返したローマは51分、ヘンリク・ムヒタリアンがエリア手前からボールを運んで左足で鋭いシュートを放つ。しかし、ボールは惜しくもゴール右に外れた。さらにローマは70分、エリア手前でボールを収めたジェコが振り向きざまのボレーシュートを放つが、ボールはわずかにクロスバーを越えてゴールならず。
セビージャは73分、左サイドのレギロンのクロスにクンデが合わせてネットを揺らす。しかしVARが介入すると、オフサイドの判定で3点目とはならなかった。後半アディショナルタイム1分、セビージャはオカンポスがエリア手前で倒されてFKを獲得。エベル・バネガが直接狙ったシュートはクロスバーに阻まれた。
試合はこのまま終了。勝利したセビージャはこれで公式戦18試合無敗。ローマはEL初優勝を目指したが、16強敗退となった。セビージャは10日、準々決勝でオリンピアコス対ウルヴァーハンプトンの勝者と戦うこととなる。
【得点者】
1―0 22分 セルヒオ・レギロン(セビージャ)
2―0 44分 ユセフ・エン・ネシリ(セビージャ)
By サッカーキング編集部
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