インテルがヘタフェと対戦した [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメント2回戦が5日に行われ、インテルとヘタフェが対戦した。
この対戦は当初3月12日にファーストレグが行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。8月に入ってようやく大会が再開され、この一戦はドイツのゲルゼンキルヘンにあるフェルティンス・アレナ(シャルケの本拠地)にて、一発勝負で勝敗が決することになっている。
試合序盤はヘタフェが主導権を握る展開となるも、インテルは集中した守備を見せて得点を許さない。すると25分、インテルはラウタロ・マルティネスがドリブル突破から右足を振り抜く。しかし、ヘタフェの守護神であるダビド・ソリアに防がれ先制ならず。26分には再びL・マルティネスが強烈なシュートを放つも、ソリアが再び好セーブを見せる。
徐々にペースを握り始めたインテルは33分、自陣の深い位置でボールを持ったアレッサンドロ・バストーニが左足でロングボールを供給すると、ロメル・ルカクが巧みなボディコントロールでボールをキープし、左足でフィニッシュ。シュートはサイドネットに突き刺さり、インテルが先手を取った。
インテルの1点リードで折り返した後半、ヘタフェも反撃に出る。65分、アラン・ニョムが右サイドからクロスを供給すると、ペナルティエリア内で待っていたハイメ・マタが強烈なヘディングシュート。しかし、インテルのGKサミール・ハンダノヴィッチに弾き出されてゴールならず。
71分にはヘタフェにビッグチャンス。ハソン・レメセイロのクロスを処理しようとしたインテルのディエゴ・ゴディンがハンドを取られ、ヘタフェがペナルティキックを獲得する。しかし、ホルヘ・モリーナの狙いすました一撃はわずかに枠を外れ、痛恨のPK失敗に。
すると83分、今度はインテルに決定機が訪れる。右サイドを駆け上がったダニーロ・ダンブロージオがグラウンダーのクロスを送るも、ジェネ・ダゴナムにクリアされる。しかし、クリアボールが中途半端になった所を見逃さなかったクリスティアン・エリクセンが左足で強烈なシュート。途中出場のエリクセンが放ったシュートはソリアの手を弾いてネットを揺らし、インテルが勝利を決定付ける追加点を奪った。
試合はこのままタイムアップ。準々決勝は10日に行われる予定となっており、勝利したインテルはレヴァークーゼン対レンジャーズの勝者と対戦する。