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「非常に辛い」…アルテタ監督、まさかのEL敗退を受け「前進しなければ」

2020.02.28

試合を振り返ったアルテタ監督 [写真]=Getty Images

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、27日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグのオリンピアコス戦を振り返った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が28日に同監督のコメントを伝えている。

 アーセナルは敵地でのファーストレグを1-0で制していたが、ホームで行われたセカンドレグでは苦戦。53分にセネガル代表DFパプ・アブ・シセにヘディングシュートを決められ、2試合合計1-1となった。このまま90分が過ぎ、試合は延長戦に突入。113分にガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンのバイシクルシュートで勝ち越すも、終了間際の120分にモロッコ代表FWユセフ・エル・アラビにゴールを許し、アーセナルはまさかのELベスト32敗退となっていた。

「非常に辛い。重要な試合だったからね」と感想を述べたアルテタ監督は、ELへの思いと試合の敗因を以下のように語った。

「我々はこの大会に対して大きな希望を抱いていた。チャンピオンズリーグ(CL)へ行くための良い方法であると考えていたし、勝利を求めて戦う美しい大会だった。試合では多くのポジティブな面が見られたと思っている。勝利に値するだけのチャンスは作れていた。けれども、2回もセットプレーで失点してしまうと、チームはトラブルに巻き込まれることになる」

 また、2失点目に関して、アーセナルのドイツ代表GKベルント・レノの対応が不適切だったのではないかとの問いについては「確かに、うまく蹴り出すことはできたかもしれない。しかし、彼にとって守らなければならない別の状況があったことも確かだ。受け入れられないのは、あのようなシーンを作り出してしまったことだ」と返答。レノのミスではなくチーム全体の問題であることを強調した。

 最後に、「改善すべき点は多くある。前進しなければならない」とコメントしたアルテタ監督。EL敗退に伴い、アーセナルがCLの舞台に復帰するにはプレミアリーグで4位以内に入ることが唯一の条件となった。現時点で4位のチェルシーに7ポイント差を付けられている9位アーセナルは、ここから巻き返すことができるだろうか。

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