ELでは77番を着けるムヒタリアン(左)の活躍で、アーセナルが快勝 [写真]=Arsenal FC via Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)ファーストレグが15日に行われ、エステルスンド(スウェーデン)とアーセナル(イングランド)が対戦した。
10日に行われたプレミアリーグ第27節トッテナム戦から中4日のアーセナルは、1月に加入したピエール・エメリク・オーバメヤンが大会規定により、ELには出場できない。アレクサンドル・ラカゼットも負傷離脱を強いられる中、メスト・エジルやヘンリク・ムヒタリアン、ダニー・ウェルベックらが先発出場した。
均衡が破られたのは13分だった。右CKの流れからアーセナルのアレックス・イウォビがペナルティーエリア右側で前を向き、グラウンダーのシュート。相手GKが弾いたところにナチョ・モンレアルが詰めてゴールネットを揺らした。
さらにアーセナルは24分、右サイド深くでボールを持ったエクトル・ベジェリンがクロス。ペナルティーエリア内でこぼれ球を拾ったムヒタリアンがシュート性のクロスを入れると、エステルスンドのソティリス・パパヤノプロスに当たったボールがゴールへ吸い込まれた。アーセナルがオウンゴールで加点し、2点リードで前半を終えた。
攻撃の手を緩めないアーセナルは58分、エジルがムヒタリアンからのパスを受けてペナルティーエリア左側からシュート。相手GKの手を弾いてゴールネットを揺らし、3点目を決めた。アーセナル加入後初めてELに出場したムヒタリアンが2得点に絡む活躍を見せた。
アーセナルは終了間際、ベジェリンのファウルでエステルスンドにPKを与えたものの、GKダビド・オスピナが渾身の反応でシュートをキャッチ。失点を許さず、タイムアップを迎えた。
試合は3-0で終了。アーセナルが敵地で完封勝利を収め、ベスト16進出へ大きく前進した。セカンドレグは22日、アーセナルのホームで行われる。
【得点者】
0-1 13分 ナチョ・モンレアル(アーセナル)
0-2 24分 オウンゴール(ソティリス・パパヤノプロス、エステルスンド)
0-3 58分 メスト・エジル(アーセナル)