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ケルンっ子・ポドルスキ、アーセナル戦殺到のファン擁護で記者と“舌戦”

2017.09.15

1995〜2006年、2009〜2012年にケルンに在籍したポドルスキ [写真]=Bongarts/Getty Images

 14日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第1節のアーセナル戦で、1万5000人のケルンサポーターが開催地であるロンドンのエミレーツ・スタジアムに押し寄せた。アウェイ用に2900枚しかチケットが配布されなかったにも関わらず、である。後に、さまざまな経路を使ってチケットを入手したことが分かっているケルンサポーターたちは、ロンドンで集合し、大通りを大移動している姿がSNSに上がっていた。

 これに反応したのが、ケルンっ子の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキヴィッセル神戸)だ。試合の様子を見守っていたポドルスキはその雰囲気を称賛。そして、この試合の遅延の原因が、ケルンファンによるスタジアムへの暴力的な乱入といった記事が出回り、非難が続出すると、愛する地元ケルンのために立ち上がった。

 ポドルスキは“実際に暴力をふるったのは50人であり、全サポーターがたった50人のために批判されるのはおかしい”と主張。自身のTwitterで「そんな50人のために、全てを悪く言うのは馬鹿げている」とコメントし、続けて「ケルンは良いプレーをした。恥じる必要もないし、隠れる必要もない。チャンピオンズリーグよりも素晴らしい雰囲気だった」とクラブやファンたちを称えた。

 それに対し「50人でも多すぎる」と反論したドイツメディア『RTL』のテレビレポーターには、「2万人のうち50人じゃ、オクトーバーフェストのほうがよっぽど酷いだろう。わらの山の中から釘を見つけるようなくだらない記事ばっかり書いてないで、スタジアムの素晴らしい雰囲気やプレーのパフォーマンスを前面に出したらどうだ」と噛みつき引き下がらせた。

 なお、UEFA(欧州サッカー連盟)は試合遅延について、すでにケルンアーセナルの両者に対して調査を開始。闇市でチケットを購入した予想を上回る数のケルンサポーターのチェックにアーセナルの運営員たちが手間取ったことが、キックオフ遅延の大きな要因であることがわかっている。愛するクラブを擁護するポドルスキの主張を裏付ける事実もこれから出てきそうだ。

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