サンテティエンヌ戦でEL初出場を果たした武藤嘉紀(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節が15日に行われ、日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツ(ドイツ)とサンテティエンヌ(フランス)が対戦した。
マインツは8月21日に行われたDFBポカール1回戦ではPKの末にウンターハヒング(4部)には勝利したものの、リーグ戦は開幕から1分け1敗と勝ちがない。対するサンテティエンヌもリーグ戦2試合連続引き分け中と波に乗れておらず、両チームにとって勝ち点3が欲しい一戦。武藤は先発メンバーに名を連ね、今シーズンの公式戦初スタメンでEL初出場となった。
試合は立ち上がりからお互いになかなかチャンスを作り出すことができず、前半はスコアレスで折り返す。
後半に入って57分、ホームのマインツが先制に成功する。立て続けに獲得していた左CKからユヌス・マリが右足でクロスを入れると、ファーサイドに飛び込んだニコ・ブンガートが頭で押し込んだ。武藤は69分にジョン・コルドバと交代し、ピッチを後にした。
徐々にペースを握っていたサンテティエンヌが試合終了間際に同点ゴールを決める。88分、ロングボールをゴール前に放り込むと、アレクサンダー・セダールンドが相手DFとの競り合いを制してボールを頭で落とす。エリア内に走り込んでいたロベルト・ベリッチが滑り込みながら右足でゴールに流し込んだ。
試合はこのまま終了し、1-1の引き分けに終わった。マインツ、サンテティエンヌともにこれで公式戦3試合勝ちなしとなった。なお、先発出場した武藤は69分までプレーした。
ELグループステージ第2節は29日に行われ、マインツは敵地でカバラ(アゼルバイジャン)と、サンテティエンヌはホームでアンデルレヒト(ベルギー)と対戦する。