セビージャ、EL史上初の3連覇達成…後半3発でリヴァプールに逆転勝利

大会史上初のヨーロッパリーグ3連覇を果たしたセビージャ [写真]=Getty Images

 ヨーロッパリーグ決勝がスイスのバーゼルで18日に行われ、リヴァプールとセビージャが対戦した。

 2000-01シーズン(当時はUEFAカップ)以来、通算4回目の優勝を目指すリヴァプール。準々決勝では日本代表MF香川真司のドルトムント、準決勝ではビジャレアルを破って決勝進出を果たした。15日のプレミアリーグ第38節(最終節)ではウェスト・ブロムウィッチと1-1で引き分け、8位でフィニッシュ。今大会を制して来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得したい。

リヴァプールの先発メンバー [写真]=Liverpool FC via Getty Images

 一方、大会史上初の3連覇を果たして最多優勝記録を「5」に伸ばしたいセビージャは、準々決勝でアスレティック・ビルバオ、準決勝ではシャフタール(ウクライナ)を破った。14日のリーガ・エスパニョーラ第38節(最終節)ではアスレティック・ビルバオに1-3と敗れ、7位でシーズンを終えた。

 リヴァプールの先発メンバーには、ベルギー代表GKシモン・ミニョレやイングランド代表MFジェームズ・ミルナー、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、イングランド代表MFアダム・ララーナ、同FWダニエル・スタリッジらが名を連ねた。一方のセビージャは、アルゼンチン代表MFエベル・バネガや元フランス代表FWケヴィン・ガメイロらが先発メンバー入りした。

セビージャの先発メンバー [写真]=Getty Images

 立ち上がりから拮抗した展開となった一戦。リヴァプールは11分、右サイドをオーバーラップしたナサニエル・クラインのクロスにスタリッジが反応して頭で合わせたが、ゴール前で相手DFにクリアされた。25分にはララーナが敵陣右サイドからドリブルで中央に入り、斜めのスルーパスを通してスタリッジがシュート。相手GKに阻まれた。

ドリブル突破を図るリヴァプールのエムレ・ジャン [写真]=Getty Images

 対するセビージャはなかなかシュートまで持ち込むことができない。32分、左CKをファーサイドから中央へ折り返し、こぼれ球に反応したガメイロがオーバーヘッドで狙ったが、枠の左へ逸れた。セビージャが前半に放ったシュートは1本のみだった。

 均衡が破られたのは35分、先制ゴールはリヴァプールのものだった。ペナルティーエリア手前で前を向いたコウチーニョから左前方のスタリッジへパスが通る。スタリッジはペナルティーエリアに入ってシュートコースを見出すと、左足アウトサイドでカーブをかけたコントロールショットをゴール右隅へ決めた。右ポストに当たってゴールへ吸い込まれる鮮やかな一撃で、リヴァプールが1-0とリードして前半を終えた。

先制ゴールを挙げて喜ぶスタリッジ [写真]=Getty Images

 1点ビハインドで後半を迎えたセビージャは、開始早々に同点ゴールを記録する。キックオフからわずか18秒、右サイド深くまでドリブルで突破したマリアーノ・フェレイラの折り返しにガメイロが合わせてゴールネットを揺らした。電光石火の一撃で、スコアは1-1の同点となった。

同点ゴールを決めて雄叫びを上げるガメイロ(中央) [写真]=Getty Images

 同点に追いついたセビージャは60分、敵陣左サイドからのロングスローをヘディングで背後へ逸らし、フリーで待っていたガメイロがボレーシュート。決定機を迎えたが、GKミニョレに阻まれた。それでも64分、セビージャが逆転に成功する。ビトーロが敵陣左サイドからドリブルを仕掛け、ワンツーで突破。ペナルティーエリア手前に差し掛かると、相手をかわしてボールタッチが大きくなったところを引き取る形で、コケがダイレクトでシュート。右足から放たれたシュートがゴール右隅へ決まった。

コケのゴールで逆転し、喜びを分かち合うセビージャの選手たち [写真]=Getty Images

 1点を追う形となったリヴァプールは69分にディヴォック・オリジを投入して反撃を期す。しかし直後の70分、セビージャが3点目を奪った。左サイドからの攻撃で、中央へのパスが相手選手に当たって右サイドの背後へ。フリーで待っていたコケが右足を振り抜くと、強烈なシュートがGKミニョレの手を弾いてゴール左隅に決まった。今シーズンのリーガ・エスパニョーラでは21試合出場で1ゴールだったコケが1試合2ゴールを記録し、セビージャがリードを2点に広げた。

チーム3点目を挙げた後のコケ [写真]=Getty Images

 2点ビハインドとなったリヴァプールは73分にジョー・アレンを投入。さらに82分にはコロ・トゥーレに代えてクリスティアン・ベンテケをピッチに送り出し、前線の人数を増やしてゴールを目指す。しかし、最後までゴールは遠かった。

 試合は3-1で終了。セビージャが大会史上初の3連覇を達成し、5回目のヨーロッパリーグ優勝を果たして最多記録を更新した。セビージャは来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得。一方、敗れたリヴァプールは15年ぶりの大会制覇とはならなかった。

【スコア】
リヴァプール 1-3 セビージャ

【得点者】
1-0 35分 ダニエル・スタリッジ(リヴァプール)
1-1 46分 ケヴィン・ガメイロ(セビージャ)
1-2 64分 コケ(セビージャ)
1-3 70分 コケ(セビージャ)