2試合合計10-0…バレンシア、EL新記録の圧勝で16強進出

EL1回戦突破を決めたバレンシア(写真はファーストレグ) [写真]=Getty Images

 ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが25日に行われ、ラピッド・ウィーン(オーストリア)とバレンシアとが対戦した。

 18日に行われたホームでのファーストレグで、6-0と大勝したバレンシア。大会記録に並ぶ最多得点差勝利で1回戦突破を決定的なものとした。21日のリーガ・エスパニョーラ第25節グラナダ戦でも2-1と勝利を収め、公式戦3連勝。中3日で敵地に乗り込んだ。

 スコアが動いたのは後半に入ってからだった。まずは59分、最終ラインからのフィードで相手DFの背後を取ったロドリゴが、飛び出してきた相手GKの前でシュート。頭上を越えたボールがゴールへ吸い込まれた。さらに5分後の64分には、スルーパスに反応して抜け出したソフィアン・フェグリがペナルティーエリアに差し掛かった位置から右足シュートを決め、スコアを2-0とした。

 なおも攻撃の手を緩めないバレンシアは、72分に3点目を決める。カウンターから敵陣中央をフェグリがドリブルで突破し、右前方へスルーパス。反応したパブロ・ピアッティが右足シュートを決めた。そしてゴールラッシュの締めくくりは88分、右CKからルベン・ヴェゾがヘディングシュートを決め、スコアを4-0とした。

 試合は4-0で終了。バレンシアがアウェーでも大勝し、2試合合計スコア10-0とラピッド・ウィーンを圧倒した。『UEFA.com』によると、2試合合計で10点差がついたのはヨーロッパリーグ史上初。大会新記録を樹立して公式戦4連勝を果たしたバレンシアが、ベスト16へ進出した。

 なお、バレンシアの次戦は28日、リーガ・エスパニョーラ第26節でアスレティック・ビルバオと対戦する。

【スコア】
ラピッド・ウィーン 0-4(2試合合計スコア:0-10)バレンシア

【得点者】
0-1 59分 ロドリゴ(バレンシア)
0-2 64分 ソフィアン・フェグリ(バレンシア)
0-3 72分 パブロ・ピアッティ(バレンシア)
0-4 88分 ルベン・ヴェゾ(バレンシア)

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