見事なラボーナを決めたラメラ(中央) [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ・グループステージ第3節が23日に行われ、グループCのトッテナム対アステラス・トリポリスは、5-1でトッテナムが勝利した。
グループステージで2戦連続ドローのトッテナムが、1勝1分で首位に立つアステラスを本拠地ホワイト・ハート・レーンに迎えた一戦。エマニュエル・アデバヨールとハリー・ケインを最前線に並べた[4-4-2]の布陣でスタートしたトッテナムは、序盤から攻勢を強める。すると13分、右サイドから中へ切り込んだケインが、ボックス手前から放ったミドルシュートをゴール左隅に流し込み、トッテナムが先制点を奪った。
その後も試合をコントロールするトッテナムだったが、28分に一瞬の隙から相手に最終ラインの裏を取られてピンチを招く。しかし、ここはGKウーゴ・ロリスの好セーブとベン・デイビスの好カバーで難を逃れた。
ピンチを凌いだトッテナムは、この直後にエリク・ラメラの圧巻の個人技から2点目を奪う。30分、アデバヨールの粘りからボックス手前中央にボールがこぼれると、これをラメラが左足のラボーナでゴール右隅に突き刺した。
後半も絶好調のラメラとアンドロス・タウンゼントの両翼を起点に攻撃を仕掛けるトッテナムは、66分にラメラがボックス内で自ら放ったシュートのこぼれ球を左足ボレーで流し込み、後半最初のゴールを奪取。なおも攻撃の手を緩めないチームは、74分と81分にケインが立て続けにゴールを決めて、ハットトリックを達成した。
その後、トッテナムはクリスティアン・エリクセンやナセル・シャドリを投入し、週末のニューカッスル戦に向けた調整にあてる。しかし、試合終了間際に交代枠を使った状態でロリスが退場となるアクシデントが発生。ロリスの代役にはハットトリックを達成したケインが入るも、89分に相手の直接FKをファンブルしてしまい、アステラス・トリポリスに1点を返されてしまった
それでも、4点のリードをきっちり守り切ったトッテナムが、5-1の大勝でグループステージ初白星を手にした。また、グループCのもう1試合、パルチザン対ベシクタシュは、4-0でアウェーのベシクタシュが勝利し、こちらもグループステージ初勝利を飾った。
【スコア】
トッテナム 5-1 アステラス・トリポリス
【得点者】
1-0 13分 ハリー・ケイン(トッテナム)
2-0 30分 エリク・ラメラ(トッテナム)
3-0 66分 エリク・ラメラ(トッテナム)
4-0 74分 ハリー・ケイン(トッテナム)
5-0 81分 ハリー・ケイン(トッテナム)
5-1 89分 ヘロニモ・バラレス(アステラス・トリポリス)
(記事/超ワールドサッカー)