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石井監督、采配的中で逆転勝利も「勝負強さは見せられたが…」

2016.12.09

投入時に金崎(右)に指示を出す石井正忠監督(左)[写真]=Getty Images

 鹿島アントラーズは8日に行われたFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016開幕戦でオセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティと対戦。50分に先制を許すが、67分にFW赤崎秀平、88分に金崎夢生がゴールを決めて2-1の逆転勝利を収めた。

 鹿島の石井正忠監督は試合後の会見で、「勝負強さという点は見せられたかもしれませんが、こういう形はよくない。先制して優位に進めるのがベストなので、納得いっていない部分もあります」と振り返った。

「特に今日は前半よくなかった」という石井監督は、「前半は全体的に身体が重たかったかなと感じました。シュートの形が少なかったので、駆け引きも含めて、そこの意識がもう少しあった方がよかったと思います」とシュート意識が低かったことを指摘。

 そのため、後半には「シュートの意識が高い」と評価する赤崎(54分)と金崎(62分)を投入。「いい形でのシュートを練習でも見せていて、結果につながると思ったので投入しました」 という赤崎は67分に同点ゴールを決め、「得点が必要な状況になってしまったので、思ったよりは早く使う形になっていました」というエースの金崎も88分に決勝弾を獲得。ストライカー2人が揃って起用に応え、指揮官の采配が見事的中した。

 しかし逆転勝利を収めたものの、「失点してからギアがかかりましたが、それではこの先負けてしまうので、チームとして修正しないといけないと思っています」と指揮官は次の試合に向け、さらに気を引き締めている。

 準々決勝に進出した鹿島は大阪へ移動し、11日にアフリカサッカー連盟代表のマメロディ・サンダウンズと対戦する。石井監督は「立ち上がりの入り方は重要です。これからコーチと考えて作戦を練ります。前線の非常にスピードがある選手をどう抑えるか、ボールの出しどころをどう抑えるかがポイントになると思っています」と試合を見据えた。

By サッカーキング編集部

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