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母国で“結果”求めるも敗退…オークランドDF岩田「強い気持ちで戦った」

2016.12.08

オークランド・シティで5大会連続出場を果たした岩田 [写真]=AMA/Getty Images

 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016開幕戦が8日に行われ、オセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティは開催国代表の鹿島アントラーズに1-2で敗れた。試合後、左サイドで先発出場したDF岩田卓也がコメントを残している。

 5大会連続出場となった岩田は「僕自身としては一番落ち着いていた部分があったんですけど、もう少し緊張感を持ってプレーしたほうがよかった部分もあると思います。チームとしては前半いい戦いができて、後半いいタイミングで点が入って、そこから勢いに乗れればよかったんですが、失速してしまった部分があるのでそこがダメでした」と、逆転負けに終わった展開を振り返り、「個人としては守りに入ってしまった、残りの時間を守りきれば勝てるという部分があって、もう少しチームとしてもう1点取る気持ちで仕掛けていかなければいけなかったなと思います」と反省している。

 途中出場した鹿島の赤崎秀平と金崎夢生に得点を奪われたことについては「マークの受け渡しなどから新しく入ってきた選手に決められてしまったので、もう少ししっかりチーム内で話し合っていれば、という部分もあります」と、悔しさを滲ませた。赤崎のゴールは自身のサイドから崩されたが、「僕は反応が遅れてしまった部分があって。個人的には僕がもう少ししっかりとディフェンスできていれば、その失点はなかったのかなと思います」と、これについても反省点を挙げている。

 2012年からオークランド・シティに在籍している岩田は「このクラブがすごく好きで、家族のような感じで。僕の子どもが生まれた時も、大会期間中にも関わらずお祝いしてくれて、すごくいいクラブだと思っている」とクラブへの愛着を語り「僕はこのクラブで引退を考えているので、チームが残してくれる以上、プレーし続けたいと思っています」と、力強く宣言している。

 母国・日本での開催となった岩田のクラブワールドカップは、早くも終了を迎えた。「日本では3回目の出場でしたが、結果を残せなくて。みんなが見てくれるのはここですし、自分の国だし、ここで結果を出したいという思いがありました。多分、今回で当分日本での開催が無いかもしれないので、そういった面で自分の中では強い気持ちで戦った大会でした」と、日本で開催された同大会へのモチベーションが高かったことを明かにしている。

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