ジョバンニ・シメオネが念願のCLでゴール！　「この瞬間を夢見てきた」

　ナポリに所属するアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネが、念願のチャンピオンズリーグ（CL）の舞台に喜びを語った。7日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

　今夏ヴェローナからナポリに加入したシメオネは7日に行われたCL・グループステージ第1節のリヴァプール戦でベンチ入りを果たすと、ヴィクター・オシムヘンとの交代で41分から途中出場を果たし、CLデビューを飾った。そして2－0で迎えた44分にフヴィチャ・クヴァラツヘリアの折り返しを押し込み、初ゴールもマーク。4－1での快勝に貢献した。

　なお、データサイト『OPTA』によると、シメオネがCLデビュー戦でゴールを決めたのは、アトレティコ・マドリードで監督を務める父の元アルゼンチン代表MFディエゴ・シメオネ氏がCLデビュー戦でゴールを決めてから、25年361日後の出来事となったようだ。

　念願のCLの舞台で得点を記録したシメオネは試合後、『Amazon Prime Video』で「14歳だった僕の夢はチャンピオンズリーグでプレーすることだった。12年経った今、ここにいる。このタトゥーを入れたのはここにいることを夢見て、得点を決めてキスをするためだった。この瞬間を常に夢見てきた。言うべきことはあまりない。ここに来るためにたくさん戦ってきたんだ」と喜びを爆発させた。

「準備ができていることはわかっていた。常にここにきたかったし、少なくとも一度はCLのチャンスがあると思った。それがあったし、幸運にも僕はそれを逃さなかった。今は、この素晴らしい夜について考えなければならない。みんなで一緒に素晴らしい試合をした。このようなタフなチームを相手に勝てたことは大きな意味がある」

　また、試合前には父ディエゴ・シメオネ氏と連絡を取っていたことを明かしたシメオネは、「どの試合前もいつも僕たちは話をする。彼は僕が出場すればうまくいくと言ってくれてその通りになった。どの試合の前にも2分間ほど話をする。いつもそうだし、これからもそうだ」と語った。

　そして、「他に何も言うことはない。ファンたちが僕の名前を叫ぶのを聞いたのはスリリングだった。ファンたちのおかげでもっとできると感じさせてくれたし、それをやってのけた。ここに辿り着くまで懸命に努力をしたが、多くの人が信じていなかった。その人たちにも感謝しなければならないね」とファンたちへの感謝も口にした。