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屈指の注目カード…PSG対バイエルンについて知っておきたい7つのこと

2021.04.07

PSGとバイエルンの再戦となる注目カード [写真]=Getty Images

 王者の意地か、それとも昨シーズンのリベンジか――。7日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグでは、前回大会王者のバイエルンが昨シーズンのファイナリストであるパリ・サンジェルマン(PSG)をホームに迎える。

 決勝トーナメント1回戦では、バイエルンがラツィオに、PSGがバルセロナに勝利を収めて、8強に名乗りを挙げた。優勝候補同士の激突はどんな結末を迎えるだろうか。

 注目の大一番について、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』の情報から7つのトピックを紹介する。
[写真]=Getty Images

■227日ぶりの再戦

227日ぶりの再戦だ。ポルトガルの首都リスボンで行われた昨季のファイナルは、59分にキングスレイ・コマンが挙げた決勝点によって、バイエルンが1-0で勝利。CL初制覇を狙ったPSGに引導をわたし、大会史上初の全勝優勝を達成した。あれから7カ月の間に、PSGはトーマス・トゥヘルからマウリシオ・ポチェッティーノに監督が交代。バイエルンも、MVP級の働きを見せたチアゴ・アルカンタラがリヴァプールへと移籍した。主力の顔ぶれに大きな変化はないが、今回はホーム&アウェイの2試合制になることから、全く違った展開になる可能性がある。

■打ち合い必至か

一発勝負となった昨季の決勝はロースコアのゲームになったが、今回は派手な打ち合いが見られるかもしれない。バイエルンは公式戦62試合連続でゴール中。ハンス・ディーター・フリック監督が就任してから無得点だったのは、昨年2月に行われたライプツィヒ戦(0-0)のみとなっている。対するPSGも、CLでは過去43試合中42試合で得点をマーク。唯一ゴールを奪えなかったのが、昨季決勝のバイエルン戦だった。2016-17シーズン以降のCLにおける1試合平均得点も、バイエルンが「2.8」、PSGが「2.5」と両チームがトップ2に君臨している。欧州屈指の攻撃力を誇る両チームだけに、最後まで気の抜けない戦いになりそうだ。

■最強にして最恐のバイエルン

バイエルンは今季も強い。ブンデスリーガ9連覇をほぼ手中に収め、CLでは2019年3月のリヴァプール戦(1-3)に敗れて以来、2年以上も無敗をキープ。CLの無敗試合数は「19」を数え、今回の試合に負けなければ、マンチェスター・Uの25試合無敗に次いで歴代単独2位の記録を樹立する。またUEFAスーパーカップやFIFAクラブワールドカップを含めた“国際大会”は、最近22試合で21勝(1分け)。勝利を逃したのは、今季のグループステージ第5節アトレティコ・マドリード戦(1-1)だけだ。まさに最強にして最恐のチームである。

■エース離脱の影響は?

とはいえ、バイエルンはエース不在という緊急事態に見舞われている。ロベルト・レヴァンドフスキは3月の代表戦で右ひざを負傷し、ファーストレグは欠場が決定。セカンドレグの出場も危ぶまれている。今季ここまで42ゴールを叩き出す絶対的ストライカーの穴はそう簡単に埋められないだろう。さらに6日には、セルジュ・ニャブリの新型コロナウイルス感染が発覚。同選手はセンターフォワードとしてもプレーできるだけに、フリック監督には大きな痛手となった。ドイツ紙『キッカー』は、7カ月前の決勝をパリ・サンジェルマンの選手として戦ったエリック・マキシム・チュポモティングの1トップ起用を予想しているが、指揮官のメンバー選考に注目が集まる。

■ドイツ勢と好相性のPSG

昨季決勝で苦杯を舐めたPSGだが、ドイツ勢との相性は悪くない。欧州カップ戦の2試合制の試合において、過去ドイツ勢とは3度対戦し、全て勝ち上がりを決めている。昨季も決勝トーナメント1回戦でドルトムントを下し、一発勝負となった準決勝のライプツィヒ戦でも3-0の勝利を収めた。バイエルンとは過去9戦して、5勝4敗と勝ち越しに成功。1994年の初対戦では、敵地で勝利を挙げている。なおCLの準々決勝でバイエルンを下した直近3チームは、いずれもそのシーズンにCL制覇を成し遂げているという。2016-17シーズンには、レアル・マドリードがバイエルンを下したあと、欧州王者に輝いた。悲願達成を目論むPSGにとっては大きなチャンスと言える。

■注目の親友対決

注目のマッチアップの一つが、バイエルンのコマンとパリ・サンジェルマンのプレスネル・キンペンベによる親友対決だ。彼らはPSGの下部組織出身で、現在はフランス代表でチームメイト。年の差が1歳しか違わず、今も良好な関係を築いている。今回の再戦が決まったあとも、キンペンベは「SNSですぐにコマンに連絡をとった」という。7カ月前の対戦では、コマンが決勝点を挙げてバイエルンが優勝。PSGは準優勝に甘んじただけに、キンペンベは「前回のリベンジをしたい」と意気込んでいる。

■予想オッズはバイエルン優勢

イギリスの大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』は、この試合の勝敗オッズを発表(日本時間7日15時現在)。バイエルンの勝利に「2倍」、パリ・サンジェルマンの勝利に「3.5倍」、そしてドロー決着には「3.8倍」というオッズが設定されている。レヴァンドフスキが不在とはいえ、今季も無類の強さを見せる王者が優勢と予想しているようだ。とはいえ、バルセロナとの決勝トーナメント1回戦ファーストレグで4-1の勝利を収めたように、ここぞの場面での爆発力は欧州屈指。国内リーグでは不安定な戦いが続くものの、今季のCLにかける思いは他のどのチームよりも強いはずだ。まずは昨季決勝の借りを返すべく、ミュンヘンへと乗り込む。

(記事/Footmedia)

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