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伝統あるクラブが激突…ポルト対ユヴェントスについて知っておきたい7つのこと

2021.02.17

[写真]=Getty Images

 17日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグでは、ポルトが本拠地『エスタディオ・ド・ドラゴン』にユヴェントスを迎え撃つ。

 ポルトはマンチェスター・Cに次ぐグループ2位で決勝トーナメントに進出。対するユヴェントスは、グループステージ最終節でバルセロナを下し、逆転での首位通過を果たした。昨シーズンのリーグ王者である両者の意地とプライドのぶつかり合うゲームは、熱く激しい戦いなるのは間違いないだろう。

 4年ぶりの再戦で、勝利を飾るのはどちらのチームか。ここでは、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』の情報をもとに、7つのトピックを紹介する。

■CLの常連クラブ

CLの常連クラブ同士の対戦である。ポルトがCL本大会出場するのは今季で24回目。これはバイエルンに並ぶ記録で、彼らを上回るのは今大会が25回目の出場となるレアル・マドリードとバルセロナしかいない。CL決勝トーナメントを戦うのは今季で15回を数え、2003-04シーズンには、ジョゼ・モウリーニョ監督(現トッテナム指揮官)のもとで欧州制覇を成し遂げた。対するユヴェントスもCL本大会出場は9年連続21回目。イタリア勢では最多を誇り、過去2度の優勝経験を持つ。欧州最高峰の舞台に相応しい名門対決が実現した。

■CL決勝Tと言えば“CR7”

CLの決勝トーナメントと言えば、クリスティアーノ・ロナウド抜きには語れない。同選手はこれまで81試合に出場し、67ゴールをマーク。CL決勝トーナメントにおける“出場数”と”得点数”は共に歴代最多記録となっている。また過去2シーズンのCL決勝トーナメントで、ユヴェントスが挙げた7ゴールは、すべてC・ロナウドによるもの。この依存度の高さが、チームとしての弱点でもあるが、この男のゴールなくして、頂点に立つことは望めないだろう。エースの爆発に期待が高まる。

■CR7対ペペ

もっとも、C・ロナウドの前に立ちはだかるのが、盟友ペペだ。彼らはポルトガル代表のチームメイトで、レアル・マドリード時代の元同僚。代表ではEURO2016を、レアル・マドリードでは3度のCL優勝と2度のラ・リーガ制覇を果たした。「彼を抑えるのは簡単な仕事ではないが、ベストを尽くして何とか止めたい」と、ペペは意気込みを語っている。なおイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、2人が敵同士として対戦するのはこれが3回目。2002-03シーズンに、マリティモでプレーしていたペペは、スポルティングに所属していたC・ロナウドと2度対戦したことがあるという。約20年ぶりに実現する直接対決を見逃すわけにはいかない。

■古巣対戦の2人にも要注目

C・ロナウドにとっては、母国凱旋となる今回の一戦。ユヴェントスの同僚であるダニーロとアレックス・サンドロにとっても、古巣との対戦になる。2人は2011年にポルトと契約を結び、2015年まで在籍。2度のリーグタイトルを獲得した。今回の一戦を前に、A・サンドロが「(ポルト時代は)本当に良い思い出」と語れば、ダニーロは「僕はまだポルトと対戦することについて、自分の中で消化しきれていない」と複雑な心境を明かしている。残念ながらファンのいないスタジアムでの試合となるが、両者共に特別な思いでピッチに立つだろう。

■因縁の監督対決

ポルトのセルジオ・コンセイソン監督(46歳)とユヴェントスのアンドレア・ピルロ監督(41歳)にとっても、特別な一戦だ。両者は現役時代に7度対戦。2002-03シーズンのCL準決勝では、ピルロ擁するミランとS・コンセイソン擁するインテルの“ミラノ・ダービー”が実現し、アウェイゴール差でミランが決勝進出を果たした。また、その後に迎えたファイナルでは、ユヴェントスをPK戦のすえに下して、ビッグイヤーを獲得している。とはいえ、今季が監督初挑戦のピルロ監督に対し、S・コンセイソン監督は指導者として約10年のキャリアを誇る。意地とプライドにかけてこの勝負に挑むはずだ。

■鉄壁の守備を誇るポルト

ポルトは非常にうまく守り、アトレティコのようにコンパクトなチーム」。ピルロ監督が前日会見でそう語ったように、ポルトは守備が非常に堅い。CLでは5試合連続無失点中。グループステージ初戦のマンチェスター・C戦で、73分にゴールを許して以降、467分間にわたって失点がないのだ。C・ロナウドだけでなく、今大会の得点ランクトップタイの6ゴールを決めているアルバロ・モラタが控えているとはいえ、ユヴェントスにとっては一筋縄ではいかない相手だろう。ピルロ監督のポルト攻略法にも注目が集まる。

■予想オッズは?

注目の大一番を前に、英国の大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』がオッズを発表(日本時間17日正午現在)。やはり地力に勝るユヴェントスの優位が予想されている。ファーストレグの勝利オッズについては、ポルトが「4.2倍」、ユヴェントスが「2.05倍」、ドローが「3.1倍」。準々決勝への勝ち抜けオッズについても、ポルトの「4倍」に対して、ユヴェントスは「1.22倍」と、イタリア王者の優位は揺るがない。とはいえ、予選を除けば、ポルトはCLのホームゲーム最近8試合でわずか1敗。今大会のグループステージでも、マンチェスター・C相手にスコアレスドローを演じてみせた。得意のホームで先勝といきたいところだ。

(記事/Footmedia)

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