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今回が初対戦…ライプツィヒ対リヴァプールについて知っておきたい7つのこと

2021.02.16

CL決勝Tでライプツィヒとリヴァプールが対戦する [写真]=Getty Images

 16日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦・ファーストレグでは、ライプツィヒリヴァプールが激突する。

 前回大会ベスト4のライプツィヒは、マンチェスター・Uやパリ・サジェルマンが同居するグループステージを2位で通過。一方のリヴァプールは、4勝1分け1敗の勝ち点13でグループ首位突破を果たし、2年ぶりの欧州制覇を目指している。

 両チームはこれが初対戦となるが、ユリアン・ナーゲルスマンとユルゲン・クロップの“ドイツ人監督対決”としても大きな注目が集まっている。ここでは、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』の情報をもとに、知っておきたい7つのトピックを紹介する。

■中立地開催

プスカシュ・アレーナ

[写真]=Getty Images

新型コロナウイルス感染症対策による渡航制限の影響で、今回のファーストレグは中立地開催となった。新たな会場となったのは、ハンガリーでの首都ブダペストにある『プスカシュ・アレーナ』。昨年9月にバイエルンとセビージャのUEFAスーパーカップが行われたスタジアムで、ボルシアMGとマンチェスター・Cの決勝トーナメント1回戦・ファーストレグもここで開催される。なおリヴァプールは、『プスカシュ・アレーナ』の前身である『プシュカーシュ・フェレンツ・シュタディオン』で2009-10シーズンのCLグループステージを戦った。同国のデブレツェニと対戦し、1-0の勝利を収めている。

■その差は“117年”

ライプツィヒリヴァプールは、実に対照的なクラブと言えるだろう。1892年6月に創設されたリヴァプールは120年以上の歴史を誇る欧州屈指の名門クラブであるのに対し、ライプツィヒが誕生したのは2009年5月のこと。わずか12年前の出来事で、クラブ年齢は“117”もの差がある。またリヴァプールは前身のヨーロピアン・カップも含めて、6度の欧州制覇を達成。優勝回数はレアル・マドリード(13回)、ミラン(7回)に次ぐ歴代3位だが、ライプツィヒはメジャータイトルがなく、CLに出場するのは今季で3回目に過ぎない。それでも昨季は、出場2回目のCLでベスト4を達成。急成長を遂げている。

■対照的なチーム状況

ライプツィヒ、リヴァプール

[写真]=Getty Images

チーム状況も好対照だ。公式戦最近10試合の成績を比較すると、ライプツィヒが7勝1分け2敗なのに対し、リヴァプールは3勝1分け6敗。対戦相手やリーグのレベルが異なるため、単純な比較はできないが、リヴァプールは明らかに本調子ではない。直近のレスター戦では1-3の逆転負けを喫し、クロップ政権初のリーグ3連敗となった。首位マンチェスター・Cとの勝ち点差は「13」に開き、クロップ監督もリーグ連覇については白旗を上げたほど。大量の負傷者が出ている状況に変わりはなく、この試合でも難しいやり繰りを強いられそうだ。

■データはリヴァプールを後押し

リヴァプール

[写真]=Getty Images

台所事情は厳しいが、データはリヴァプールの勝利を後押しする。UEFA主催大会におけるドイツ勢との対戦は、最近18試合でわずか1敗(11勝6分け)。唯一の敗戦は、2002年4月のCL準々決勝セカンドレグのレヴァークーゼン戦(2-4)までさかのぼる。そもそも、クロップ政権のリヴァプールがUEFA主催大会のトーナメント戦で次ラウンドに勝ち抜けられなかったのは、昨季が初めてだった。CL決勝トーナメント1回戦で、アトレティコ・マドリードに2試合合計2-4で敗戦。CL連覇の夢を打ち砕かれたが、その悔しさを晴らす機会が再び巡ってきた。クロップ監督も「今の私はエネルギーが満ち溢れている!」と話すなど、大一番に向けてエンジン全開回。“フルスロットル・フットボール”の復活なるか。

■ナーゲルスマン対クロップ

ナーゲルスマン、クロップ

[写真]=Getty Images

今回の対戦で選手以上に注目を集めるのが、両チームを率いる指揮官だろう。ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマンとリヴァプールのユルゲン・クロップ、2人の“ドイツ人監督対決”が実現した。両者は2017-18シーズンのCLプレーオフで対戦。クロップ監督率いるリヴァプールが、ナーゲルスマン監督率いるホッフェンハイムを2試合合計6-3で下した。そんな2人のオンライン対談がライプツィヒの公式YouTubeチャンネルにアップされており、ナーゲルスマン監督は「(4年前とは)全く違う試合になる。PKは外さないし、トレント・アレクサンダー・アーノルドにフリーキックは決めさせない」と、20歳年上の先輩にリベンジを誓っている。

■古巣対戦の守護神

ペーテル・グラーチ

[写真]=Getty Images

守備に不安を抱えるリヴァプールとしては、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの強力3トップの活躍が不可欠だろう。そんな彼らに立ちはだかるのが、古巣対戦となるライプツィヒのGKペーテル・グラーチだ。同選手は17歳でリヴァプールに加入し、23歳でザルツブルクに移籍するまで同クラブに在籍した(※途中ローン移籍あり)。トップチームの試合に出場することはできなかったものの、スティーヴン・ジェラードやルイス・スアレスといったトップ選手たちの練習相手となり、当時の正守護神ペペ・レイナからは「一流選手のマインドセットを学んだ」と英国メディアに明かしている。なお、ハンガリー代表のグラーチにとっては、生まれ故郷ブダペストでの大一番。観客はいないものの、特別な思いを胸にピッチに立つはずだ。

■予想オッズ

注目の大一番を前に、英国の大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』は様々なオッズを発表(日本時間正午現在)。ファーストレグの勝利オッズは、ライプツィヒが「3倍」、リヴァプールが「2.2倍」、ドローが「3.4倍」となっており、リヴァプールが優位と予想されている。大不振に陥っているものの、地力で勝り、なおかつ中立地開催というのも、リヴァプールの勝利を後押しする材料だろうか。準々決勝への勝ち抜けオッズを見ても、ライプツィヒは「2.75倍」、リヴァプールは「1.4倍」とイングランド王者が優勢。嫌な流れを断ち切り、再浮上へのキッカケを掴むことができるだろうか。

(記事/Footmedia)

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