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今夜対戦…マンUとPSGの両クラブでプレーした選手たち

2020.12.02

マンUとPSGでプレーした選手たち [写真]=Getty Images

 2日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節では、マンチェスター・Uとパリ・サンジェルマンが対戦する。

 両チームが同居するグループHは大混戦。4試合を終えて、勝ち点9のマンチェスター・Uが首位に立っているものの、パリ・サンジェルマンとライプツィヒが勝ち点6で並んでいる。勝ち点3で最下位のイスタンブール・バシャクシェヒルにも決勝トーナメント進出の可能性が残っており、どこが勝ち上がっても不思議ではない。

 それだけに今節は大一番となるが、一際大きな注目を集めているのが、マンチェスター・Uのエディンソン・カバーニだろう。ウルグアイ代表FWにとっては、昨シーズンまで7年間にわたって在籍した古巣とのゲームになるからだ。開幕節のパリ・サンジェルマン戦は移籍直後だったこともあり、欠場を余儀なくされたが、今回は先発出場が予想されている。

 そこで、カバーニのようにマンチェスター・Uとパリ・サンジェルマンの両クラブのユニフォームに袖を通した選手を5名紹介しよう。

[写真]=Getty Images

アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表)

ディ・マリア

マンチェスター・U在籍:2014年~2015年
パリ・サンジェルマン在籍:2015年~

 レアル・マドードからマンチェスター・Uに移籍した際に支払われた移籍金(5970万ポンド)は当時のプレミア最高額。伝統の7番を託され、大きな期待と共に迎え入れられたが、フィジカルコンタクトの激しいサッカーに馴染めず、当時の指揮官ルイス・ファン・ハールとの折り合いも悪かったため、わずか1年で退団した。

「でもそのおかげで、僕はPSGに加入できたし、僕自身をもう一度証明することができている」と本人が振り返ったように、パリ・サンジェルマンでは八面六臂の大活躍。1年目にリーグ・アン新記録の18アシストを記録して優勝に貢献すると、昨季までに“国内3冠”を3度達成。クラブ史上初のCL決勝進出にも貢献した。32歳になった今も衰え知らずで、「ヨーロッパでのキャリアはここで終わらせたい」と宣言している。

アンデル・エレーラ(スペイン代表)

エレーラ

マンチェスター・U在籍:2014年~2019年
パリ・サンジェルマン在籍:2019年~

 ディ・マリアと同じ2014年にマンチェスター・Uと契約。イギリス国内ではそれほど知られた存在ではなかったが、攻守にわたって献身的なプレーを見せるだけでなく、ヒール役を演じることも厭わず、地元サポーターのハートをわし掴みにした。ジョゼ・モウリーニョ体制1年目の2016-17シーズンにはクラブの年間最優秀選手に選出。将来のキャプテン候補に名前が挙がるほど、周囲からの信頼は厚かった。

 それだけに昨年夏の退団は本人にとっても「本意ではなかった」そうだが、新天地でも変わらぬキャラクターを発揮し、ピッチに立てば100%を尽くしている。彼にとって2度目の古巣戦となる今回、試合会場はかつてのホーム『オールド・トラッフォード』だ。無観客とはいえ、特別な思いでプレーすることだろう。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ(元スウェーデン代表)

イブラヒモヴィッチ

パリ・サンジェルマン在籍:2012年~2016年
マンチェスター・U在籍:2016年~2018年

 30歳でパリ・サンジェルマンに加入すると、在籍した全4シーズンでチームをリーグ優勝に導き、自身も3度のリーグMVPと3度のリーグ得点王に輝いた。2015年10月には、クラブの歴代最多得点記録を樹立。その3年後にカバーニがイブラヒモヴィッチの記録を塗り替えたのは記憶に新しい。

 「王としてここにやって来た。そして、レジェンドとして去る。だが、再び戻ってくるだろう」。そう言い残してPSGを退団したのち、新天地に選んだのはマンチェスター・Uだった。34歳でのプレミアリーグ初挑戦となったが、インテル時代の恩師であるジョゼ・モウリーニョ監督(現トッテナム指揮官)と再会し、チームの中心選手として活躍。1年目から公式戦28ゴールを叩き出し、ヨーロッパリーグとリーグ杯の2冠を達成した。同シーズン終盤に右ひざの前十字靭帯損傷という大ケガを負い、2018年3月には契約解除に至るが、マーカス・ラッシュフォードやアントニー・マルシャルら若手FWに与えた影響は絶大だった。

▼デイヴィッド・ベッカム(元イングランド代表)

ベッカム

マンチェスター・U在籍:1992年~2003年(ファーストチーム時代)
パリ・サンジェルマン在籍:2013年

 マンチェスター・Uでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、パリ・サンジェルマンでそのキャリアに幕を下ろしたのが、“イングランドの貴公子”と呼ばれたベッカムだった。

 アカデミー時代から過ごしたユナイテッドでは、伝統の“背番号7”を継承し、14のタイトルを獲得。欧州制覇を成し遂げたのは1998-99シーズンのことで、バイエルンとの決勝戦では同点、そして逆転弾へと結びつくコーナーキックを蹴った。クラブ史上初の3冠を達成したのもこの時である。

 2003年にレアル・マドリードへと移籍し、ロサンゼルス・ギャラクシー、ミランを経て、“花の都”パリに降り立ったのは2013年1月のこと。契約期間は5カ月、また受け取る給与はすべて地元の慈善団体へ寄付するということでも話題を呼んだ。入団当時37歳だったベッカムは、イブラヒモヴィッチとの共演を果たし、リーグ・アンで優勝。異なる4カ国でリーグ制覇を成し遂げた初のイギリス人選手となった。そして「新しい冒険を始めたいと思っているし、その先に何があるか見てみたいんだ」という言葉を残して、現役を退くことを発表した。

▼ガブリエル・エインセ(元アルゼンチン代表)

エインセ

パリ・サンジェルマン在籍:2001年~2004年
マンチェスター・U在籍:2004年~2007年

 アルゼンチン代表として72キャップを誇り、2006年と2010年のW杯に出場したエインセ。2001年にパリ・サンジェルマンへ加入すると、同胞のマウリシオ・ポチェッティーノと最終ラインを形成し、ミケル・アルテタ(現アーセナル指揮官)やロナウジーニョらと共にチームをけん引した。代表デビューを飾ったのも、この頃のことである。

 その評判はアレックス・ファーガソン監督(当時)の耳にも届き、2004年にマンチェスター・Uへ移籍。1年目にはクラブ年間最優秀選手に輝き、ヨーロッパ以外の出身者としては初の快挙を成し遂げた。2年目のシーズン開幕直後に大ケガに見舞われたものの、3年目に自身初のリーグ優勝となるプレミアリーグ制覇を達成している。

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