ひざの負傷から復帰したギルモア [写真]=Getty Images
チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が会見に臨み、U-21スコットランド代表MFビリー・ギルモアがチャンピオンズリーグ(CL)遠征のスカッドに入ると明言した。クラブ公式サイトが伝えている。
ギルモアは7月7日に行われたクリスタル・パレス戦に先発出場。同試合の19分、相手MFルカ・ミリヴォイェヴィッチのタックルを受けた際に、ひざを気にする素振りを見せていた。プレーは続行したものの、80分にジョルジーニョとの交代でピッチを後にしていた。
現在19歳のギルモアは昨年8月にトップチームデビューを果たし、リーグ戦初スタメンとなった第29節エヴァートン戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど、若手を積極的に登用するチェルシーの中でも抜群の存在感を示していた。昨シーズンは公式戦11試合の出場にとどまったものの、ついに戦列復帰するようだ。
ランパード監督はCL・グループステージ第5節セビージャ戦を前に会見に出席。「我々は完全にフィットしているし、準備はできている」と語り、ローテーションする可能性を示唆した。
「我々は変更することを検討している。(戦術的な理由とは)別の理由でそれをしなければならないだろう。何人かの選手は長くプレーしているし、多忙なスケジュールをこなしている。とくにこれから数週間は忙しい時期になるだろう」
「最近あまりプレーしていない選手たちは本当によく練習をしている。我々にはプレーするために準備ができている選手がいるよ。レベルが下がるとは思っていない。彼らがプレーするチャンスはあるだろう。我々はすでに決勝ラウンドへの出場権を得ているが、この試合を軽視するつもりはないよ」
続けてランパード監督はギルモアについて言及。アンダー世代の試合にはすでに出場している同選手が遠征メンバー入りしたことを明かし、起用について語った。
「彼は明日のスカッドにも入っているし、CLの次の2試合で何分か出せたらいいと思う。彼は素晴らしい姿勢でいるし、他のMFたちと競い合うことになるだろう。ケガをする前のレベルに戻ってきているのが見てとれるね。負傷する前は、大きな影響力を持っていた。彼の才能があれば、このクラブではもっと多くのことができるだろう」