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CL準々決勝、マンチェスター・C対リヨンについて知っておきたい8つのこと

2020.08.15

CL準々決勝で対戦するマンチェスター・Cとリヨン [写真]=Getty Images

 ポルトガルで集中開催されているチャンピオンズリーグ(CL)。15日には『エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ』で準々決勝最後のカードとなるマンチェスター・C対リヨンが行われる。

 ラウンド16では、それぞれレアル・マドリードユヴェントスを下して準々決勝に進出。勝てばどちらも過去最高成績に並ぶことになる。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』などの情報をもとに、注目の大一番について知っておきたい8つのトピックを紹介しよう。

1. 2季連続の対戦

両チームは2年続けてCLで顔を合わせることになった。昨季はグループステージで2度対戦し、リヨンの1勝1分け。初対戦となった『エティハド・スタジアム』のゲームでは、敵地で2-1の勝利を挙げた。最終的にはシティがグループ首位、リヨンが同2位での通過となったが、リヨンは見事な戦いを見せた。今回も下馬評ではシティ優勢と見られているが、リヨンの選手たちに苦手意識はないだろう。

2. 指揮官は苦手意識あり!?

しかし今季途中からリヨンを率いるリュディ・ガルシア監督には、苦手意識があるかもしれない。ローマで指揮を執っていた2014-15シーズンのCLグループステージで、ホームにバイエルンを迎えて1-7と敗戦。キャリア最大の黒星を喫したが、当時バイエルンで監督を務めていたのがペップ・グアルディオラだったのだ。ちなみに同シーズンのCLは、マヌエル・ペジェグリーニ率いるシティとも同組。ガルシア監督がシティと対戦するのは、1分け1敗に終わったそのシーズン以来となる。

3. CLに照準を合わせたペップ

6月にプレミアリーグが再開した時から、グアルディオラ監督がCLに照準を合わせているのは明らかだった。リヴァプールの優勝がほぼ決まっていたリーグ戦では、ローテーションを駆使。最終節を迎える前に数日間のオフを与えて選手たちをリフレッシュさせると、2週間かけてレアル・マドリードとのCLラウンド16セカンドレグに向けて準備を行った。セルヒオ・アグエロの復帰は間に合わなかったが、準々決勝に向けても5日前から現地入りしており、万全の状態で試合当日を迎えられそうだ。マンチェスター・Cの監督に就任してから4年間で6つのトロフィーを獲得したグアルディオラ監督。唯一手に入れていないビッグイヤーまで、あと3勝に迫っている。

4. 2度目のベスト4を目指す両雄

CLでの過去最高成績は、どちらもベスト4。シティがCL準々決勝を戦うのは3シーズン連続4回目となるが、セミファイナルへ勝ち上がったのは2015-16シーズンの一度だけ。グアルディオラ監督の就任前年度のことで、相手はフランス王者のパリ・サンジェルマンだった。一方、2009-10シーズン以来5度目のベスト8入りとなるリヨンは、10年前に行われたボルドーとの同国対決を倒して準決勝に進出。しかし国外クラブと対戦したその他3シーズンは、いずれも準々決勝で姿を消している。苦手の準々決勝を制して、クラブ史上2度目のベスト4入りを果たすのは果たしてどちらのチームになるだろうか。

5. リヨンは主将の復帰が追い風に

リヨンの運命を左右するのは、メンフィス・デパイになるだろう。オランダ代表ストライカーは昨年12月に左ひざ前十字じん帯断裂の重傷。今季中の復帰は絶望視されていたが、長期中断が追い風となって復帰を果たした。すると、7日に行われたユヴェントス戦ではPKによる先制点を挙げて、チームをベスト8に導いた。5年前には“エールディヴィジ得点王”として鳴り物入りでマンチェスター・Uに加入。イングランドの水に馴染むことが出来ず、マンチェスター・ダービーでの出場機会はなかったものの、昨季のCLグループステージではシティ相手に2試合で3アシストを記録した。キャプテンマークを巻くエースの活躍が今回もカギを握りそうだ。

6. 要注目の2人の“SILVA”

スター揃いのマンチェスター・Cの中でも注目したいのが、10日に故郷リスボンで26歳の誕生日を迎えたベルナルド・シルヴァだ。2018-19シーズンのクラブMVPながら、今季はフィル・フォーデンの台頭などで出場機会が激減。それでも笑顔を絶やさぬB・シルヴァを、グアルディオラ監督は「真っ先に手を貸したい選手」と溺愛している。モナコで3年間プレーをしていた経験から、リヨンの底力は熟知しており、ペップの大きな助けになるだろう。またシティではもう一人、忘れてはならない“SILVA”がいる。10年にわたってファンに愛されたダビド・シルバは、CLでの戦いを最後にクラブを退団する。偉大なキャプテンとの別れの日を一日でも先延ばしにしたいという思いは、選手たちにとって大きなモチベーションとなっているはずだ。

7. リスボンとの相性は?

今大会のCLは準々決勝以降がポルトガルでの集中開催となるが、同国での成績は両チームともに芳しくない。開催地となる『エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ』で、同スタジアムをホームとするスポルティングと戦った経験は1度ずつ。マンチェスター・Cは2011-12のヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16ファーストレグで、0-1の敗戦。リヨンは1963-64のカップウィナーズカップ準決勝セカンドレグで、1-1の引き分けに終わった。ポルトガルでの開催試合はマンチェスター・Cが1勝1分け1敗、リヨンが2勝1分け4敗といずれも勝率は高くない。しかし今回はどちらにもホームアドバンテージが存在しないため、データはあまり参考にはならないかもしれない。

8. 予想オッズは?

 イギリス大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』は今回の一戦にまつわる様々なオッズを発表。日本時間14日14時現在、準決勝への勝ち抜けオッズは、シティが「1.12倍」、リヨンが「5.5倍」となっている。優勝候補筆頭とされるシティが圧倒的に優位と予想しているようだ。しかしリヨンも、ここで敗退すれば、来季は欧州カップ戦に出られない。なにより昨季の直接対決で負けていないという事実は、選手たちに大きな自信を与えているはずだ。ベスト4の最後の1枠をかけた戦いは、どちらに軍配が上がるだろうか。

(記事/Footmedia)

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