リヨンがユーヴェを下し8強入り [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16セカンドレグが7日に行われ、ユヴェントスとリヨンが対戦した。
2月末に行われたファーストレグでは、リュカ・トゥザールの記録した1点を守り切ったホームのリヨンが1-0で勝利。今回の試合ではエースのオランダ代表FWメンフィス・デパイが長期離脱から復帰し、スタメン入りを果たした。一方のユヴェントスは元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを最前線へ起用し、早い段階での得点を狙う。
得点が必要なユヴェントスは序盤から攻勢をかける。8分、相手のビルドアップを高い位置で奪い、イグアインからボールを受けたクリスティアーノ・ロナウドがシュートを放つもオフサイド。
10分、ペナルティーエリア内へ侵入したフセム・アワールをロドリゴ・ベンタンクールが倒し、リヨンにPKの判定。GKの動きを見極めたデパイがチップキックでネットを揺らした。貴重なアウェイゴールが決まり、ユヴェントスは突破に向けて3点が必要な展開となる。
19分、右サイドでボールを持ったフェデリコ・ベルナルデスキがドリブルでボックス内へ切り込む。GKアントニー・ロペスもかわしたが、戻ってきたDFマルセロが決死のスライディングでシュートを打たせず。
37分、フアン・クアドラードのアーリークロスをイグアインが頭で合わせたが、力のあるシュートにはならずGKロペスにキャッチされた。さらに39分、ペナルティーアーク付近の好位置でユヴェントスがFKを獲得。C・ロナウドが右足で狙ったが、GKロペスが右手1本で防いだ。
41分、ペナルティーエリア左で再びユーヴェがFKを獲得。ミラレム・ピャニッチのキックは壁に弾かれたが、デパイのハンドがあったとしてユーヴェにPKが与えられた。これをC・ロナウドが落ち着いて沈め、1点を返した。
前半は両チームともPKによる得点で1-1のまま終了。ハーフタイムへ突入した。
60分、バイタルエリアでボールを受けたC・ロナウドが、フェイントから左足をコンパクトに振り抜く。放たれたボールはGKロペスの手をかすめてゴールネットに突き刺さった。エースのゴラッソでユヴェントスが2点目を奪う。
突破にはもう1点必要なユヴェントスは、負傷明けのFWパウロ・ディバラやMFアーロン・ラムジーなどを次々に投入、さらに攻撃を活性化する。76分、ディバラのCKをC・ロナウドがフリーで合わせるがシュートは枠の上。
しかしユヴェントスにアクシデント発生。84分、ディバラが接触のないプレー中に足を痛め、自らボールを外へ蹴り出して交代を要請。マルコ・オリヴィエリとの交代でピッチを退いた。
90+2分、イグアインがバイタルエリアで巧みなコントロールから倒され、良い位置でのFKを獲得。C・ロナウドが直接狙ったが、壁に阻まれた。
終盤にはDFを最前線へ配置して、パワープレーを計ったユヴェントスだったが、最後までリヨンの守備を崩せず2-1で終了。2戦合計2-2となり、アウェイゴール差でリヨンが2009ー10シーズン以来となる準々決勝進出を果たした。
【得点者】
12分 0-1 メンフィス・デパイ(リヨン/PK)
43分 1-1 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス/PK)
60分 1-2 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
By サッカーキング編集部
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