観客を入れて行われた、CLラウンド16セカンドレグのリヴァプール対アトレティコ戦 [写真]=Getty Images
3月11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16セカンドレグのリヴァプール対アトレティコ・マドリード戦について、イギリスの次席科学顧問を務めるアンジェラ・マクリーン氏が「新型コロナウイルス感染拡大を助長した可能性がある」と述べた。20日にイギリスメディア『インデペンデント』が報じている。
新型コロナウイルス感染拡大の影が忍び寄るなかで行われたリヴァプール対アトレティコ戦は、通常通りサポーターをスタジアムに入れる形で開催された。リヴァプールの本拠地『アンフィールド』は熱狂の渦に包まれたわけだが、その後さらに新型コロナウイルスが蔓延したことにより、結果的にこの試合はイギリスで観客をスタジアムに入れて行った最後の試合となってしまった。
この試合が新型コロナウイルス感染拡大の要因になった可能性を尋ねられたマクリーン氏は、「否定はできない」という見解を示した。
「イギリスとスペインで蔓延しているウイルスが、リヴァプールで行われた試合とどのような関係性にあるのか、科学的に検証するのは非常に興味深いと思う」
「(試合が感染拡大の原因となったという意見に対し)それはたしかに興味深い仮説だと言えるだろうね」
果たして、リヴァプール対アトレティコ戦で観客を入れたのは、適切な判断だったのか。今後、様々な角度から検証がなされていくことだろう。