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CL決勝T1回戦ファーストレグ、“最も高額なスタメン”を組んだのはどのチームだった?

2020.02.27

CLに出場した高額選手たち [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが終了。どの試合でも、ピッチ上では世界最高レベルの戦いが繰り広げられた。

 そこで今回は、移籍情報サイト『Transfermarkt』のデータをもとに全16チームのスタメン選手の市場価値を合計した額をランキング化。最も豪華な11人を並べたチームはどこだったのか。また、最も大きなサプライズを起こしたチームはどこだったのか。市場価値をベースに見ていこう。

※以下、情報はすべて2月27日時点のもの
※日本円は、2月27日時点のレートで換算

16位 アタランタ(イタリア)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
1億7300万ユーロ(約208億円)
▼市場価値No.1選手
マルテン・デ・ローン 2400万ユーロ(約29億円)

 決勝トーナメントに進出した16チーム中、スタメン選手の総市場価値が最も低いのはアタランタだった。チーム内の市場価値No.1選手であるマルテン・デ・ローンですら、2400万ユーロ(約29億円)。これは、リヴァプールのスタメン全選手よりも低い額になる。それでも、バレンシア相手に4-1と大勝。セリエA最強の攻撃力を存分に見せつけた。

15位 リヨン(フランス)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
2億1900万ユーロ(約263億円)
▼市場価値No.1選手
フセム・アワール 5000万ユーロ(約60億円)

 今回のファーストレグで最も大きなサプライズを起こしたチームだろう。スタメンの総市場価値(2億1900万ユーロ)は、ユヴェントス(5億3000万ユーロ)の約4割。ワールドクラスと呼べる選手もいないが、ホームで1-0の完封勝利を収め、アップセットを演じてみせた。

14位 ライプツィヒ(ドイツ)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
2億9500万ユーロ(約355億円)
▼市場価値No.1選手
ティモ・ヴェルナー 7500万ユーロ(約90億円)

 初のCL決勝トーナメント進出を果たしたライプツィヒも、初戦で白星を掴んだ。PKとはいえ、チームで最も評価額の高いティモ・ヴェルナーが決勝点をマーク。昨季のCL準優勝チームであるトッテナムを相手にアウェイで先勝したのは、十分に評価できる。

13位 ナポリ(イタリア)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
3億1050万ユーロ(約373億円)
▼市場価値No.1選手
ファビアン・ルイス&ロレンツォ・インシーニェ 6000万ユーロ(約72億円)

 スタメンの総市場価値はバルセロナ(6億4400万ユーロ)の半分以下。それでもホームで勇敢に戦い、ドロー(1-1)という結果を手にした。なおファーストレグは、本来チームトップの評価額を誇るカリドゥ・クリバリ(7500万ユーロ)がケガで欠場。敵地でのセカンドレグまでに復帰できるかどうかが、彼らの命運を左右しそうだ。

12位 バレンシア(スペイン)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
3億3000万ユーロ(約397億円)
▼市場価値No.1選手
ホセ・ガヤ&カルロス・ソレール 5000万ユーロ(約60億円)

 スタメンの総市場価値だけでなく、CLの経験値でもアタランタを上回っていたが、アウェイで完敗(1-4)。ガブリエウ・パウリスタの出場停止に加えて、エセキエル・ガライ、ロドリゴら主力の負傷離脱が響いた。痛恨だったのは、2トップの一角を務めたマキシ・ゴメスが決定機を逸したこと。4000万ユーロ(48億円)の市場価値に見合う働きが出来なかった。

11位 チェルシー(イングランド)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
3億4175万ユーロ(約411億円)
▼市場価値No.1選手
ジョルジーニョ 6500万ユーロ(約78億円)

 今回のファーストレグで、最もショッキングな敗戦を喫したチームかもしれない。トッテナムとの“ロンドン・ダービー”に勝利して勢いをつかんだかに思われたが、バイエルンに力負け(0-3)。総市場価値の差が顕著に表れたゲームだったと言える。

10位 ドルトムント(ドイツ)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
4億2150万ユーロ(約496億円)
▼市場価値No.1選手
ジェイドン・サンチョ 1億2000万ユーロ(約144億円)

 総市場価値で見たときには、ドルトムントもジャイアントキリングを起こしたと言える。2億ユーロ以上も上回るパリ・サンジェルマンを相手にホームで先勝(2-1)。2得点を挙げたアーリング・ハーランド(6000万ユーロ)は、キリアン・エンバペ(2億ユーロ)やネイマール(1億6000万ユーロ)との“怪物対決”にも勝利した。

9位 トッテナム(イングランド)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
4億2500万ユーロ(約511億円)
▼市場価値No.1選手
デレ・アリ 9000万ユーロ(約108億円)

 初の決勝トーナメント進出を果たしたライプツィヒに苦杯をなめさせられたトッテナム。チーム内市場価値トップ3のうちの2人、ハリー・ケイン(1億5000万ユーロ)とソン・フンミン(8000万ユーロ)をケガで欠いた影響は大きく、期待されたデレ・アリも不発に終わった。

8位 アトレティコ・マドリード(スペイン)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
5億1200万ユーロ(約616億円)
▼市場価値No.1選手
ヤン・オブラク 1億ユーロ(約120億円)

 下馬評を覆して、ホームで先勝したアトレティコ。スタメンの総市場価値はリヴァプール(9億6000万ユーロ)の約半分だったが、“格上”を相手に見事な完封勝利を収めた。チーム内最高の評価額を誇るヤン・オブラクが堅守を見せれば、9000万ユーロ(約108億円)の価値を持つサウール・ニゲスが決勝点をマーク。パーフェクトな出来だった。

7位 レアル・マドリード(スペイン)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
5億1300万ユーロ(約617億円)
▼市場価値No.1選手
ラファエル・ヴァラン 8000万ユーロ(約96億円)

 本来、チーム最高の評価額を誇るエデン・アザール(1億2000万ユーロ)がケガで欠場。さらに、ロドリゴ(5000万ユーロ)がメンバー外、トニ・クロース(6000万ユーロ)とギャレス・ベイル(4000万ユーロ)がベンチスタートとなったため、レアルにしては“地味”な顔ぶれがスタメンに並んだ。もちろん、それが直接の原因ではないものの、ホームで手痛い逆転負け。セカンドレグでひっくり返すことはできるだろうか。

6位 ユヴェントス(イタリア)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
5億3000万ユーロ(約637億円)
▼市場価値No.1選手
パウロ・ディバラ 8500万ユーロ(約102億円)

 スタメンの総市場価値で大きく劣るリヨン(2億1900万ユーロ)を相手に完封負け。ディバラもクリスティアーノ・ロナウド(7500万ユーロ)も不発に終わり、チームとしても枠内シュート1本に終わった。マウリツィオ・サッリ監督はホームでのセカンドレグに向けて、どうテコ入れをしてくるのか注目だ。

5位 バイエルン(ドイツ)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
5億5500万ユーロ(約667億円)
▼市場価値No.1選手
ジョシュア・キミッヒ&セルジュ・ニャブリ 8000万ユーロ(約96億円)

 市場価値の差が勝敗を分けるわけではないが、結果(3-0)を見ればある程度の相関関係がありそうだ。特に攻撃陣は、セルジュ・ニャブリ(8000万ユーロ)、ロベルト・レヴァンドフスキ(7000万ユーロ)、キングスレイ・コマン(6000万ユーロ)、トーマス・ミュラー(3200万ユーロ)がそれぞれの評価額にふさわしい活躍を見せた。

4位 バルセロナ(スペイン)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
6億4400万ユーロ(約775億円)
▼市場価値No.1選手
リオネル・メッシ 1億4000万ユーロ(約168億円)

 チーム最高の評価額を誇るリオネル・メッシは無得点に終わったが、2番目に位置するアントワーヌ・グリーズマン(1億2000万ユーロ)が貴重な同点弾をマーク。昨夏に1億ユーロ超えの移籍金でバルセロナにやってきたフランス人FWは、ルイス・スアレスが離脱する中で存在価値を証明している。CL奪還のキーマンとなるか。

3位 パリ・サンジェルマン(フランス)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
6億6600万ユーロ(約801億円)
▼市場価値No.1選手
キリアン・エンバペ 2億ユーロ(約241億円)

 現在、世界最高の市場価値を持つキリアン・エンバペ(2億ユーロ)やネイマール(1億6000万ユーロ)など、スター選手を多く抱えるが、決勝トーナメントの初戦で躓いた。チームの課題は明白で、一枚岩となれるかどうか。ドルトムントに敗れたあと、複数選手の合同誕生日パーティーで大騒ぎしていたことが発覚するなど、ピッチ外でも問題を抱えているが、セカンドレグへ向けて一致団結できるかがカギとなる。

2位 マンチェスター・C(イングランド)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
7億5800万ユーロ(約912億円)
▼市場価値No.1選手
ケヴィン・デ・ブライネ 1億5000万ユーロ(約180億円)

 今回のファーストレグで、イングランド勢として唯一の勝利を挙げたマンチェスター・C。それもレアルを相手に、敵地で逆転勝利を飾った。この1勝の価値は非常に大きい。中でも、1ゴール1アシストを記録したケヴィン・デ・ブライネは別格だった。マン・オブ・ザ・マッチに選出されたのは当然と言える。

1位 リヴァプール(イングランド)

[写真]=Getty Images


▼総市場価値
9億6000万ユーロ(約1155億円)
▼市場価値No.1選手
モハメド・サラー&サディオ・マネ 1億5000万ユーロ(約180億円)

 今回のファーストレグで、スタメンの総市場価値が最も高いのは、リヴァプールだった。1億ユーロ以上の市場価値を持つ選手が11人中4人いて、スタメンの“平均”市場価値も約8700万ユーロ(約105億円)と超高額だった。しかし、アトレティコの壁を攻略できずに完封負け。聖地アンフィールドで、王者の勝負強さを発揮できるだろうか。

(記事/Footmedia)

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