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ジダンとペップの初対決! レアル・マドリード対マンチェスター・Cについて知っておきたい8つのこと

2020.02.26

ラウンド16で激突するレアルとマンC [写真]=Getty Images

 26日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦ファーストレグでは、レアル・マドリードがマンチェスター・Cをホームに迎え撃つ。

 3勝2分け1敗、グループAを2位で通過したレアル・マドリードと、4勝2分けの無敗でグループCを首位通過したマンチェスター・Cの一戦。ジネディーヌ・ジダンとジョゼップ・グアルディオラの名将対決としても注目を集める中、ベスト8進出の足掛かりをつかむのは果たしてどちらのチームか。

 ラウンド16屈指の好カードについて、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』や移籍情報サイト『transfermarkt』の情報をもとに、知っておきたい8つのトピックを紹介する。

1. 過去4戦でレアルは無敗

[写真]=Getty Images


 両チームは過去に4度対戦。レアルの2勝2分けで、マンチェスター・Cは初勝利を目指す。直近の対戦は、2015-16シーズンのCL準決勝で実現した。マンチェスターで行われたファーストレグをスコアレスドローで終えると、マドリードでのセカンドレグは1-0でレアルの勝利。決勝に駒を進めた“白い巨人”は、アトレティコ・マドリードを破って11度目の大会制覇を達成した。当時の指揮官はジネディーヌ・ジダン監督で、2016年1月の途中就任からわずか4カ月でのビッグイヤー獲得となった。

2. ラウンド16の戦績は?

昨季、ラウンド16でアヤックスに敗れたレアル(左)とシャルケを破ったマンC(右) [写真]=Getty Images


 レアルは1997-98シーズン以来、23年連続でCLグループステージを突破。過去13回の優勝回数に加えて、これも大会記録になる。しかし昨季はアヤックスに2戦合計3-5で敗れて、ラウンド16での敗退を余儀なくされた。ベスト8進出を逃したのは、リヨンに敗れた2009-10シーズン以来のこと。CL3連覇の記録が途切れるだけでなく、9年ぶりの屈辱を味わった。2年連続でのラウンド16敗退は許されないだろう。対するマンチェスター・Cは、2011-12シーズンにCL初出場を果たし、ラウンド16に進出するのはこれが7年連続のこと。ベスト8進出を果たしたのは過去3回、直近2シーズンはいずれも16強の壁を乗り越えているが、2017-18シーズンはバーゼル、昨季はシャルケと、対戦相手に恵まれた印象も否めない。強敵レアルを上回ることはできるのか、真の実力が問われる。

3. ジダンとペップの初対決

2017年のインターナショナル・チャンピオンズカップで相まみえたジダンとペップ [写真]=Getty Images


 今夜の試合で最も注目を集めるのは、2人の名将だろう。過去11シーズンのうち5シーズンで、ジダン監督とグアルディオラ監督のうち、どちらかがビッグイヤーを手にしているのだ(※グアルディオラ監督はバルセロナの指揮官として2度優勝)。そんな彼らが監督として、公式戦で対戦するのは初めてになる。ただ親善試合で顔を合わせたことはあり、2017年夏に開催されたインターナショナル・チャンピオンズカップでは、マンチェスター・Cが4-1と圧勝。約2年半ぶりに相まみえる両雄はどんな戦いを見せるのか。両チームのファンならずとも注目だ。

4. ジダンはCLで“敗退”知らず

[写真]=Getty Images


 グアルディオラ監督は今回の一戦を前に、レアルを「CLのキング」と評した。そう話したくなるのも無理はない。レアルを率いるジダン監督は、CLで“敗退”したことがないからだ。2016-17シーズンの決勝トーナメント1回戦から、「ホーム&アウェイ方式」の戦いは9回すべてで勝ち上がりに成功。ファイナルも3戦3勝とパーフェクトな成績を残している。CLの通算成績は25勝9分け5敗(※PK勝ちは引き分けとしてカウント)と、負け試合もあるにはあるが、一発勝負では無類の強さを発揮するのが“ジダンのレアル”だ。今大会を制することになれば、監督としては史上最多4度目の欧州制覇を達成する。新たな伝説を築くのか、あるいはグアルディオラ監督が“ストップ・ザ・ジダン”を成し遂げるのか。目が離せない。

5. ペップの“レアルキラー”は健在か

バイエルンの指揮官としてレアルに挑んだが、完敗を喫したペップ [写真]=Getty Images


 ジダン監督が“CLキング”なら、グアルディオラ監督は“レアルキラー”と言えるかもしれない。バルセロナの監督時代には、レアルと15回対戦して9勝4分け2敗。初クラシコから宿敵相手に5連勝を達成して、クラブレコードを樹立した。2010-11シーズンにはCL準決勝でレアルを下し、その後、欧州制覇を成し遂げている。しかし直近の対戦成績は芳しくなく、ここ4試合未勝利(1分け3敗)、3連敗中と分が悪い。2013-14シーズンのCL準決勝で、バイエルンの監督としてレアル戦に臨んだが、アウェイでのファーストレグは0-1、ホームでのセカンドレグは0-4と、いずれも完封負けを喫している。“レアルキラー”は健在か、改めてその手腕が問われることになりそうだ。

6. ホームで振るわないレアル

[写真]=Getty Images


 強敵相手にホームで先勝といきたいレアルだが、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの成績は芳しくない。CLのホームゲームは最近9試合で3勝(3分け3敗)。決勝トーナメントに限れば、直近のホーム3試合で勝利がない(1分け2敗)。昨季の決勝トーナメント1回戦ではアヤックスにホームで1-4の敗戦を喫し、屈辱的な形で大会を去った。ただ、イングランド勢相手にホームで敗れたのは、2009年2月のリヴァプール戦(0-1)までさかのぼる。通算成績は8勝6分け2敗と大きく勝ち越しており、今回も相性の良さを発揮したいところだ。

7. スペイン勢が苦手なシティ

2016年のCLグループステージでバルサに敗れたペップ [写真]=Getty Images


 対するマンチェスター・Cは、スペイン勢との戦いを苦手としている。欧州カップ戦では、過去19回対戦して6勝4分け9敗。アウェイゲームに至っては2勝1分け7敗と、勝率は20%にとどまっている。2016-17シーズンのCLグループステージでは、バルセロナの本拠地に乗り込み0-4と大敗。欧州カップ戦における、クラブ史上最大得点差での敗戦を喫した。また、「ホーム&アウェイ方式」で対戦した過去5回のうち、勝ち上がりに成功したのはわずか1回だけ。それも1959-60シーズンのUEFAカップウィナーズカップ1回戦(※アスレティック・ビルバオに2戦合計6-3)のことだ。“鬼門”とも言えるスペインでどんな結果を手にするのか。ベスト8進出を左右するポイントだ。

8. “9番”の活躍がカギ

両チームの9番を背負うベンゼマとジェズス [写真]=Getty Images


 ピッチ上の主役となりそうなのは、両チームの“9番”か。レアルのカリム・ベンゼマは、今季ここまでチーム最多の18ゴールをマーク。ここ4試合は得点が奪えていないものの、マンチェスター・C戦は過去3試合に出場して2ゴールを記録している。エデン・アザールが再離脱した今、フランス人ストライカーにかかる期待は大きい。一方、シティの“9番”ガブリエル・ジェズスは、直近のレスター戦で決勝点をマーク。負傷からの復帰が濃厚なラヒーム・スターリングは万全の状態とは言い難く、“スーパーサブ”としても活躍が見込めるG・ジェズスは貴重な存在だ。レアルとは初対戦となる今回の一戦で、値千金のアウェイゴールを決めることはできるだろうか。

(記事/Footmedia)

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