2019.12.12

日本人の躍動、メッシと同い年の監督、大逆転突破…CLグループステージで起きた10のトピック

[写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 10日と11日に行われた第6節をもって、2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージが終了。全8グループの最終順位が確定し、決勝トーナメントに進出する16チームが出そろった。

 そこで今回は、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』やスポーツデータ会社『Opta』などの情報をもとに、グループステージを10のトピックと共に振り返る。

最多得点クラブは?

バイエルン

バイエルンは大量7得点でトッテナムに圧勝した [写真]=Getty Images


グループステージで最も多くの得点を叩き出したのはバイエルン。6試合で24ゴールをマークし、得失点差も同ラウンド最多の「+19」を記録した。また彼らは、32チーム中唯一のグループステージ全勝を達成。CL史上7度目、ドイツ勢では初めてとなる勝率100%を成し遂げた。

最少失点クラブは?

[写真]=Getty Images


最も堅い守備を誇ったのが、パリ・サンジェルマンだ。グループステージ6試合中5試合でクリーンシートを達成。失点を許したのは、第5節のレアル・マドリード戦(2-2)だけだった。爆発的な攻撃力も彼らの特徴で、バイエルン(24得点)、トッテナム(18得点)に次ぐ17ゴールをマーク。グループAで首位通過を果たした。

得点ランクトップは?

レヴァンドフスキ

ツルヴェナ・ズヴェズダ相手に4得点を挙げたレヴァンドフスキ [写真]=Getty Images


グループステージを終えて得点ランクのトップに立ったのは、バイエルンのロベルト・レヴァンドフスキ。トッテナムとの最終節は出番がなかったものの、開幕5試合で10ゴールを叩き出した。彼に続くのが、ザルツブルクのアーリング・ハーランドで8ゴールを記録。10代の選手では初となるCL5試合連続ゴールを挙げて、世界を驚かせた。

アシスト王は?

ツィエク

[写真]=Getty Images


グループステージの“アシスト王”に輝いたのは、アヤックスのMFハキム・ツィエクだ。第4節チェルシー戦での3アシストを含め、5アシストをマークした。ツィエクは2得点も挙げており、ゴール数とアシスト数を合算した「得点関与数」は7点。これは、レヴァンドフスキ(10点)、ハーランド(9点)、エンバペ(8点)に次ぐ4位タイの好記録となった。

最多記録を更新

ロドリゴ・ゴエス

ガラタサライ戦でハットトリックを達成したロドリゴ [写真]=Getty Images


今大会のグループステージでは9選手がハットトリックを達成し、CL新記録を樹立した。レヴァンドフスキとハーランドに加えて、ミスラフ・オルシッチ(ディナモ・ザグレブ)、セルジュ・ニャブリ(バイエルン)、ラヒーム・スターリング(マンチェスター・C)、キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)、ロドリゴ(レアル・マドリード)、アルカディウシュ・ミリク(ナポリ)、ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・C)の7名がハットトリックを成し遂げた。さらに、グループステージの最多得点記録も更新。2017-18シーズンの306ゴールを上回る308ゴールを記録した。

日本人選手の決勝T進出ならず

南野拓実

CLリヴァプール戦で1ゴール1アシストを記録した南野 [写真]=Getty Images


ザルツブルクの南野拓実と奥川雅也、ガラタサライの長友佑都、ヘンクの伊東純也と、4名の日本人選手が出場した今季のCL。残念ながら、3チームともにグループステージ敗退となったが、欧州最高峰の舞台で好パフォーマンスを披露した。中でも南野は、全6試合に先発して2ゴール3アシストを記録。“現王者”リヴァプールに対しては敵地アンフィールドで得点を挙げる活躍を見せ、現地のファンからも獲得を熱望する声が相次いだ。

5大リーグが占拠

チェルシー

[写真]=Getty Images


今大会のベスト16は、欧州5大リーグのチームが独占した。最多はイングランド勢とスペイン勢で、出場した4チームがすべてグループステージを突破。イングランド勢に至っては3シーズン連続の全チーム突破であり、決勝がリヴァプールとトッテナムの顔合わせになった昨季に続く躍進が期待される。一方、昨季4強のアヤックスはグループステージで姿を消すことに。第5節終了時点でグループHの首位に立っていたが、バレンシアとの最終節に敗れて3位に転落。勝ち点10(3勝1分け2敗)を積み上げながら決勝トーナメント進出を逃したのは、2015-16シーズンのポルト以来のことだった。

国別の勝率は?

[写真]=Getty Images


欧州5大リーグの中で最も勝率が高かったのが、イングランド勢とドイツ勢だ。それぞれ24試合で14勝を挙げ、勝率58.3%を記録した。3位はスペイン勢で勝率54.2%(24戦13勝)、4位はイタリア勢で勝率50%(24戦12勝)だった。フランス勢はリールが未勝利(0勝1分け5敗)に終わったこともあり、18戦して7勝どまり。勝率は38.9%だった。ちなみに、2チーム以上が参戦しながら、勝率0%に終わったのがベルギー勢。クラブ・ブルージュ(3分け3敗)とヘンク(1分け5敗)は勝利を挙げることなく最下位での敗退が決まった。

開幕3連敗から大逆転突破

決勝トーナメント進出を喜ぶ、アタランタのガスペリーニ監督 [写真]=Getty Images


CL本戦初出場にして、グループステージ突破の快挙を果たしたのがアタランタだ。開幕3連敗で窮地に立たされたが、第4節でマンチェスター・C相手に価値あるドロー(1-1)をもぎ取ると、第5節ディナモ・ザグレブ戦(2-0)、第6節シャフタール・ドネツク戦(3-0)と2連勝でフィニッシュ。グループ2位通過を果たし、CL史上初めて、3連敗スタートから決勝トーナメントの切符を掴んだ。

若き指揮官も手腕を発揮

メッシと同じ32歳のナーゲルスマン監督 [写真]=Getty Images


今季のCLグループステージでは、新世代監督も強烈なインパクトを残した。チェルシーを率いるフランク・ランパード監督は、就任1年目にして決勝トーナメント進出を達成。イングランド人監督がCLのグループステージ突破を果たすのは、2010-11シーズンにトッテナムを率いたハリー・レドナップ氏以来のことだった。また、ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督は、グループ首位通過を果たした史上最年少監督に。バルセロナのリオネル・メッシと同じ32歳の指揮官は、ライプツィヒを初めて決勝トーナメントに導いた。

(記事/Footmedia)

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